私のお散歩あるあるは

カメラを持っていない時に限ってスゴイ物件に遭遇することです。

 

この前も、買い物ついでに足を伸ばし

いつもと少し違う横道を辿ってみたとき。

 

角を曲がったら、ごく普通の静かな住宅街だったのですが

そのうちの一軒にくぎ付け!

 

な、なんじゃこりゃ?

 

そのお家はごく普通の昔ながらの二階家で

屋根の上に物干しがあるところから見て、

昭和のお家と思われます。

ただちょっと珍しいのは玄関の上に

個人商店にありがちなポリカーボネート(っていうのかな)の

半透明の庇が付いてること。

 

でも私が驚いたのは、そこじゃなくて…

 

物干しの端にプランターが置いてあるらしく

そこから茎の長い多肉ちゃんが無数に伸びていて

物干しと屋根との隙間にも繁茂しており

さらに滝が流れ下るように、二階の壁の隙間にも生え

ポリカーボネートの庇の上では

まるで庭園であるかのように一面に繁茂しているのです。

 

遠目で見るとポリカーボネートの上に

大きなカサブタが出来ているみたいびっくり

 

その多肉ちゃんは、多肉植物の中でも特に丈夫だといわれる秀麗と思われます。

ただその一種類だけがまるでお家を席巻しているが如く

繁茂しているのです。

秀麗はうちにもありますが

成長すると長い茎の先に灰褐色の葉が

花のように集まっています。

 

うちのはまだそこまで成長していないので

あそこまで成長するには長い年月がかかったことでしょう。

その間、ずっと間引くこともなく

自由意志に任せていたら、こうなった

ということかしらん。

 

家をつる草が覆いつくすモジャハウスは大好物ですが

ここまで多肉に覆われた家は滅多にないでしょう。

 

どーしてカメラを持ってこなかったのか

切歯扼腕とはこのことプンプン

 

ま、でも遠い所じゃないのでリベンジは可能

 

……なはず…たぶん…きっと。

 

お察しの通り、方向音痴なもので

再びそこへ辿り着けるかどうか自信がないのです。

何しろ路地を見れば曲がってみるし

二回曲がると、もう方向分からず。

でもまあ、やってみようじゃないの。

 

ということで数日後カメラを持って出かけました。

桜は散ったけれど初夏の花が咲き出しているので

あちこち寄り道しながら口笛

 

ちなみに歩いたのは

市谷加賀町、納戸町、細工町、二十騎町などなど。

大久保通りと牛込中央通りの間のどこか。

何しろこの辺りは、目まぐるしく町名が変わるので

全然覚えていません。

 

 

 

 

あるお家の壁面半分を覆っていたモッコウバラ

 

 

 

 

 

 

これはランタナかな?

赤紫は珍しいですね。

 

 

 

 

 

こちらは家と道路の間に咲いていました

イモカタバミ、でいいのかな。

 

 

 

 

 

ビルの花壇に咲いていたこの花はなに?

 

 

 

 

 

この木には「ヒトツバタゴ」の名札あり。

別名なんじゃもんじゃの木でしたっけ。

 

 

 

 

 

 

道路にはみ出す菜の花

 

 

 

 

 

いくらなんでも、こんな細い道じゃなかったわ。

 

 

 

 

 

こっちは行き止まりだ。

 

 

 

 

 

 

偶然こんな建物を見つけました。

 

 

 

 

 

以前は工場だったのかな。

それともアパートか?

 

 

 

 

 

ビルに挟まれた瀟洒なお家。

 

 

 

 

 

 

 

こちらもいつの間にかビルの狭間になったお家。

 

 

 

 

 

ビルの壁際に無造作に置かれた

これは供養塔でしょうか。

横に彫られた文字を判読したら

寛文と彫ってあるらしい。

江戸時代、徳川家綱の時代です。

珍しいものに出会い、ちょっと感動。

 

でも、これを見たのは初めてなので

この道じゃないのよねタラー

 

この辺じゃないかと横道を入っても

角を曲がっても、全然あのお家に着かないんですけど。

 

もしかしたら注目されるのが嫌で

家ごと引っ越しちゃったんじゃないの?

 

そんなわけでタイトル通り

多肉屋敷は見つかりませんでしたえーん

 

でも諦めないもんねびっくりマーク

とはいえ、いつ出会えるやら。

 

 

 

 

 

ビルの間の通路には八重桜が咲いていました。

八重桜の散った花びらは濃いピンク色。

それを踏みしめながらトボトボ…

家路についたのでした魂