戸山公園で秘境感を探した続きですが

昨日の記事をアップした後、少し言葉が足りなかったかな

と反省しました。

というのも新宿区民になって3年余り。

一歩ずつお散歩のエリアを広げて戸山公園にも来ていました。

ただ、いつも河田町方向から来て

箱根山の周囲を歩き、坂を下って梅林やバラ園を見るなど

決まった場所しか歩いていなかったので

反対方向(明治通り)から広大な団地である戸山ハイツの規模に

とても驚いた、という経緯があるのです。

 

なので戸山ハイツを抜けた低地の広さにまたビックリ!

そこから何度も来た箱根山へ着いたのですが

いつもと反対の方向から来ると、

知っているはずのものも違って見えるものですね。

 

この前カメラを持たずに来たときは

まだ桜が少し咲いていましたが、

その後の雨ですっかり散ってしまいました。

 

 

 

 

 

登山道の中腹から戸山教会の裏側が見えました。

 

明治維新後、この地は陸軍の軍事施設だったそうな。

第二次世界大戦後、ここに教会が建てられ

幼稚園も出来ました。

その土台になっているのは、かつて陸軍将校集会所だった建物。

今も戦争の遺構として残されているようです。

こうした時代背景が、この周辺に陰影をもたらしているのでは。

 

 

 

 

 

中腹からの斜面は一面にモミジの木が生えているので

紅葉山といわれているそうな。

 

 

 

 

 

一昨年の秋、ここの紅葉が見たくて三回も来たのに

12月に入っても青々としていて諦めましたわ。

桜も紅葉も人間の都合に合わせてはくれないですね。

 

 

 

 

 

桜は散っても、まだ花びらはピンク色。

今年覚えた言葉、花筵(はなむしろ)の中を歩きました。

こういうお花見もシミジミして善きかな。

 

 

 

 

 

苔むした古い石に今年の花びら。

 

箱根山は桜の名所ですが、散った後は

また新たな季節の花が咲き始めていました。

 

 

 

 

ツツジです。

萌え出した若草の中に増え始めた彩が

新しい季節の始まりを告げているよう。

この景色は初めて見たかも♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬のあいだ枯草に覆われていた山が蘇ったようで

その緑と鮮やかな彩が目に沁みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大久保通りから来た人のための入山案内。

 

 

 

さて、ここから団地の間を抜けての帰り道。

 

 

 

 

 

花びらの中に咲いているのはアメリカフウロかな。

 

 

 

 

 

タチアオイの若葉にも花びらが。

 

 

 

 

 

 

すっかり見慣れた巨大なサビサビ物件の給水塔。

この風景、かなり気に入ってます。

 

 

 

 

 

もう一つのサビサビ物件、鉄パイプの柵と

野生化した?クリスマスローズ。

 

 

 

 

 

 

今通った所を振り返ってみました。

なぜかしらん、

ここでは全ての音が吸い込まれていくような

不思議な感覚になります。

 

 

 

 

 

これはシロヤマブキかな。

 

 

 

 

この根元がまた素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

いつごろ誰が作ったのか

野面積みのような石垣が少しだけ残っています。

木の根が食い込んでいることから大分昔のものらしい。

 

 

 

 

 

自転車置き場の屋根に咲きかかるモッコウバラ。

 

 

 

 

 

角を曲がると八重桜の競演です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでこの日のお散歩はお終いです桜