昨日までアップしていた神田散歩のこと。
カトリック神田教会の画像を見直していたら
頭の中にぼんやり茶色い壁が浮かび上がって来ました。
その壁を見上げ何とかカメラに収めようとしている自分がいるような？
ずっと昔に見た夢の断片みたいな感じです。
これは先日写したカトリック神田教会。
あれ？
なになに？
どうしてそんなぼんやりした光景が
今の今浮かんでくるの？
もしかしたら…
教会を写したあと進んでいったら、
見覚えのあるお蕎麦屋さんがあったっけ。
神保町の交差点から気まぐれに歩いたことがあるので
その時見たのよね。
このお蕎麦屋さんです。
「冨多葉」と書いて「ふたば」と読む。
その時調べて（←今回も調べた）
創業が１９１７年という老舗だと知りました。
この店を覚えてるということは
もしかしてカトリック神田教会にも来ていたのでは？
でも、それなら何で覚えていないのだろう？
近くではこんな建物も見ました。
既に廃業して１階部分を駐車場にしている
かつては料理屋さんだったのか。
以前は同じような建物がもっとあったのですが
ほとんど建て替えられて、今回はこの１軒だけ。
こういう事も覚えているのに
なぜ、あんなインパクトのあるキリスト教会だけ覚えていないのだろう。
実はその時は出会っていなくて
他のどこかの建物と混同したのだろうか。
気になったので
今まで歩いた街を思い返してみましたが
全然当てはまらない
あんなに大きくて存在感のある教会には
他で出会ってない気がする。
どうしても思い出せないので仕方なく
都内の有名なキリスト教会を検索してみました。
自分の頭の中をPCで探すって情けないわ～
でもどこも当てはまらないのです。
やだな、どうしたワタシ！？
忘れっぽいのは今に始まった事ではないけれど
こんな風にハンパなのは気分が悪い。
まるでタッパー容器の隅に、
洗い残した汚れがこびりついて
カピカピに干からびているみたい。
…私の脳みそが
ちょうどその時、
古くからのご学友（←自分でいうか？）から電話あり。
彼女とは「大人の遠足」と称して年に一度か二度
一緒にお散歩していて、私のブログも見ています。
そして…
「この前の記事を見て笑っちゃった」という。
本郷の水道歴史館へ行ったあと
古い建物を見つけたというくだりね。
「もうずいぶん前だけど、あの元町小学校の横を一緒に歩いたよ」
うっそ～ん 
そんなはずはない！
初めて行く所は未踏の地に挑む冒険家のようなココロモチで歩いているのに
前に行ったことがあるって？
聞いてみたらなるほど、
あそこがあそこだったのかと妙に納得しましたけど。
その時は別の場所で食事して
彼女の先輩がやっているという喫茶店へ行ったのです。
その場所が元町小学校の先だった
その喫茶店（閉店して今はない）のことはよく覚えています。
好きなカップを選んで美味しいコーヒーを入れてくれ
お代わりをサーピスして頂いたことも。
彼女いわく
「誰かの後に付いていくと場所は覚えないもんね」
こうしたやり取りのあとシミジミ感じたのは
古くからの友達ってホントに得難い存在だなあ
ということでした。
大人の遠足は、ちょっと遠出して
何か美味しいものをいただき
最後にセールの服やバッグをお互い選び合い
また今度ね、といってお別れする他愛ないひととき。
でもそれは共通の記憶として残っているのですね。
長い付き合いになればなるほど
その記憶が貴重なんですわ。
特に脳みそカピカピ状態になるとなおさら。
ようやく暖かくなったので
近々また大人の遠足を決行する予定です。
この時は、ちょっと奮発してグルメしちゃおう
食べ物が絡むと案外忘れないからね