古い町の面影を探して辿り着いた西神田公園の続きです。

 

それまで歩いた所は、どこも大小はあれどビル街になっていて

興味を惹かれるものがなかったので

公園の古い煉瓦のベンチを見て、少しだけ癒されました。

が…

さて、この先どこへ?

入ってきた出入り口と反対側から出て何気なく先を見て…

 

 

 

え?

あれはなに?

すごーく古いんですけど!?

 

少々落胆気味の私を元気づけようと

お散歩の神様が見せてくれたのか?

 

とにかく急いで通りを渡ります。

 

 

 

 

 

近づいて行くと

おとぎ話の中から飛び出してきたような

古びて美しい教会が姿を現しました。

周りには大小のビルが立ち並んでいるけれど

そこだけはっきり空気感が違います。

 

道路に沿って右側へ移動しつつ眺めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやらこちら側は裏口らしい。

 

 

 

 

 

くすんだ茶色の中でドアだけが明るいブルー。

この配色がとても素敵です。

 

 

 

 

 

カトリック神田教会、とあります。

 

 

ここから脇の道を通り表へ。

 

 

 

 

 

きっと中のステンドグラスも素敵でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表側に出て来たら入り口付近に外国人のグループがいたので

そちらへ行くのは遠慮しました。

日曜礼拝でしょうか。それとも

カメラを向けていたので観光客かな。

 

とても和やかな空気が流れていました。

 

 

後で調べたら、カトリック神田教会は

明治7年(1874)1月に創建された、

東京でも有数の歴史を持つ教会で

国の登録有形文化財になっていました。

 

スイス人マックス・ヒンデルの設計で

ロマネスク様式とルネサンス様式を融合させた建築。

現在の姿になったのは昭和2年(1928)でした。

 

 

都内で古いビルを見つけて調べてみると

まるで申し合わせたように昭和2年か3年なので

ずっと不思議だったのですが

本郷の古いビルに出会ったことから

関東大震災の復興事業が大きく関係していると知りました。

この教会もそういう経緯があるのでしょうか。

 

三崎町にはかつての面影を見ることが出来なかったけれど

その分をここで補えたような!?

 

この時はとても満足したのですが

実は後になってから私の頭が混乱し始めました。

その顛末はまた別の機会にお話するとして…

 

この後、もう少しだけ歩きました。

その続きはまた明日ねバイバイ