さて、今日から２月です。
ようやく隔離期間から解放されたので
とにかくどこかへお散歩に行きたい
思い付いたのは、ちょうど一年前
今のカメラを使い始めた頃、
戸山公園箱根山地区に梅林があるのを知り
イソイソと出かけたことでした。
その結果、撮影は上手くいったとは言い難く
まだ修行が必要とトボトボ帰ってきたのですが
もしかして、それ以来箱根山地区には行っていないのか？
昨年の春から戸山公園でも大久保地区の方に入り浸っており
箱根山地区はすっかりご無沙汰だった
では一年ぶりに行って梅の花など写して来ようかな。
いつもと同じように河田町から大久保通りを渡り
団地の脇から箱根山の横へ出ました。
まだ枯れ木のようなケヤキの大木。
一年くらい来なくても木々は泰然自若として
何一つ変わっていません。
こういう姿を見るのも好きです。
団地側には鮮やかな火の用心の幟がはためいています。
遠くから見た箱根山。
まだ冬の姿ですが、どういう訳か冬枯れた感じがしません。
新たな息吹が息を潜めて新緑の季節を待っている感じ。
今年が暖冬で、今日も暖かかったからか
久しぶりのお散歩で感覚が研ぎ澄まされているからか。
振り返って団地の給水塔を見たところ。
あの錆び具合がとても好きです。
箱根山の脇から急な坂を下り
ふと目を上げたら…
とても意外な物を見つけました。
画像中央の高層ビルです。
あ、あれは甘泉園公園の横で新目白通りの角にあるマンションじゃないの？
昨年の秋、神田川散歩のときランドマークにした
特徴のある屋上の屋根が目です。
そうか、あのビルがこんな方向に見えるんだ！
あのビルの隣に水稲荷神社があり、
ヤギのユキちゃんやお馬さんがいるんだね。
私の中では全然別の世界が
今、この瞬間一つに繋がりました。
それから進行方向を見たら…
そちらにも、今や見慣れた高層ビルが見えました。
あれは諏訪通りの角、高田馬場駅へ通じる線路のすぐ脇にあり
スポーツセンターへ通うたびに見ているビルです。
こんなに近くに見えるんだ
こちらは箱根山の斜面ですが
木々を通して歌舞伎町タワーが見えました。
そうか、あのビルが開業したのは去年の春。
この前、ここに来たときは開業前だったのだ。
このとき、私の頭の中で奇妙な立体が立ち上がりました。
ほら、飛び出す絵本ってあるでしょう？
ページを開くと、今まで平面だった絵が立ち上がるヤツ。
それと同じことが頭の中で起こったのです。
自分の立ち位置を中心に
西早稲田、高田馬場、歌舞伎町の街が
リアルに立ち上がってきたのです。
この一年、いつの間にか未知だった街と知り合いになっていた
それがこの瞬間に繋がったらしいです。
それは方向音痴ならではの感動で
滅多に共感してくれる人はいないでしょう
さて、坂を下り切って…
水仙の花を愛でながら
バラ園や梅林へ向かって行きました。
その様子はまた明日ね