このまえ西向天神社で富士塚を見たあと

都内にどれだけ富士塚が残っているのか調べてみたら

なんと、同じ新宿区のすぐ近くにもあるということが分かりました。

 

ザックリいうと花園神社と背中合わせの位置関係にある

歌舞伎町二丁目の稲荷鬼王神社です。

鬼王という名前も珍しい!

 

ということで伺いました。

地図で見たら職安通りに面していて

さすがの私でも迷うことなく辿り着きました。

 

 

 

大きなビルが立ち並ぶ通りを曲がってすぐ

そこだけ別の時間が流れているような神社が!

 

 

 

 

 

 

 

境内は広くはないものの

昔からずっとこの地を見て来た大木が鬱蒼と茂っています。

 

 

 

 

鳥居を潜ってすぐ前にある社殿。

大きな馬の絵の幕が掲げられています。

 

この幕については鳥居の傍に説明板があり

「千年前の川を渡る馬」という作品で

作者は門馬美喜氏。

コロナ等による社会不安の終息と世界平和の祈りとして

神前に掲げられているそうです。

 

 

 

 

子抱の狛犬さん

何とも慈しみに満ちた雰囲気です。

 

 

 

こちらは豪放磊落。

邪な物など寄せ付けないパワーの持ち主のようです。

 

この稲荷鬼王神社は、鬼権現を祀る全国で唯一の神社だそうです。

古くからこの地は聖地だったところ

江戸時代に西大久保の住民が熊野詣でご縁を頂いた鬼王権現を勧請した

ということですが、その詳細は謎に包まれているそうな。

 

ところで富士塚はいずこに?

 

境内を見回すと社務所の横に奥へ通じる道があり

その両端にありました。

 

…両端というのが珍しいですよね。

 

 

 

こちらに富士塚の頂上と浅間神社のお社。

 

 

 

反対側にその下の部分がありました。

 

富士塚が造られた後で

地盤沈下などがあり整備し直して

このような形になったとか。

奥に、もう一つの参道と鳥居があるので

ここを通ると富士山の産道を通ったことになるそうな。

 

ところで、ここへ来る途中

社務所の横に思いがけないものが!

 

 

 

昭和の映画ポスターがびっしり貼ってあります。

 

 

 

 

境内の隣には「まちかど博物館」があるという説明板

 

 

 

 

ご親切に

昭和初期の地図も貼ってありました。

上の方に淀橋区

下の方に四谷区なんていうのが見えます。

花園神社もありますねえ♪

 

こちらの神社はなんだか盛沢山で

まだまだ不思議なものがたくさんあるので

この続きはまた明日ねパー