昨日は関口フランスというパン屋さんで買い物をしたとお話ししましたが

実は相変わらず、辿り着くまで紆余曲折がありまして…アセアセ

 

その顛末を記してみます。

 

関口フランスを検索したら

江戸川橋近くで目白坂にあり、関口二丁目にあるというので

それならすぐに見つかるだろうと出かけました。

…どうせ地図を見ても分からないもんねあしあと

 

一番のキーワードは目白坂だったので

江戸川公園の入り口すぐ横に入ってみると…

 

 

 

 

すぐに目白坂の案内板を見つけました。

 

これこれ、これですがな!

今日は楽勝だわい。

 

 

裏に書いてあった目白坂の謂れ。

 

 

 

すぐ横が高速道路の高架で、レトロなモニュメントが立っていました。

 

 

 

先の方を見ると、細いけれど綺麗に整備された道が伸びています。

先の方に大きな木がたくさんあるのは、お屋敷か?

その下に警備の人が立っているのは

誰かお偉いさんの邸宅などがあるのか?

でも大臣とかならポリスボックスがあるはず?

 

 

 

 

近づいてみたら、立派なお寺でした。

少し先で分かったのですが、警備の人はこの先の大規模なマンション工事現場の誘導員でした。

辺りには瀟洒な住宅街が並んでいるので

大型車両の出入りには細心の注意を払っているみたい。

場所柄ですかね、さすがです。

 

 

 

だんだん上り坂になってきました。

おや、右側に何か説明版らしきものが…

 

 

それは旧町名案内でした。

地図に駒塚橋の名があります。

水神社があるところですね。

 

 

 

それにしても…

この石垣、いいなあ~飛び出すハート

 

 

 

その並びには、こんなお寺もありました。

 

 

 

道は蛇行しながら、ずっと先へ伸びています。

 

と、すぐ右側に…

 

 

 

正八幡神社がありました。

社殿は坂から直角に、小高い丘の上にあるようです。

 

 

 

では、せっかくなのでご挨拶をしていきましょう。

 

 

 

小高い丘の上は気持ちの良い風が通り抜け

ジュ、ジュ…とシジュウカラのヒナらしい鳴声だけが響いています。

 

なんて気持ちの良い場所だろう!

 

 

 

新緑が身体の中に沁みわたるようです。

 

これは後付けですが…

この正八幡神社は、創建年代は不明ですが

関口台の鎮守として祀られており

かつては水神社の相殿だった椿山八幡宮を下の宮といい

こちらを上の宮と呼んでいたそうな。

 

あら~、出たあ!(←失礼しました、あまりビックリしたもので)

水神社の名前がここにも!

この神様も、太古の昔からこの地にいらっしゃるのでは?

そういう神社が今も変わらず大切にお祀りされているのが

凄いことだと思います。

 

 

 

 

神社の前から、今来た道を見たところ。

だいぶ上ってきたみたい。

 

 

 

すぐ近くのお宅の柵に藤の花がラブ

早咲きだとは思いますが、今年お初の藤の花。

お参りしたご利益が、さっそく授けられたのかしらん。

 

 

 

 

その先には、こんなお店も!

家族でやっている?好まし気なお店です。

パン屋さんへ行くのでなかったら

ちょっと寄りたいお店ですわ。

 

と、その先にまた…

 

 

小さな神社がありました。

 

 

 

その説明板

 

こちらも創建年代は不明ながら

道山神社とも駒塚神社とも称したとか。

ご祭神は猿田彦命。

この道は、かつての江戸入り口に位置し旅人の安全を祈った祠でした。

こちらにもご挨拶をして、先へ進むと…

 

 

あんらまあ…びっくり

 

もう椿山荘に着いちゃった!?

 

いや、これはちょっと不味いんじゃないの?

椿山荘が、じゃなくてパン屋さんがさ、

全然ないじゃない?

 

どう考えても、この先は関口二丁目じゃないし

細い道だから途中で見落としてはいないし

 

どうしたものか、立ちすくんでいたら

向こうから地元の人らしい、落ち着いた感じのマダムがやってきたので

藁をもつかむ思いで

 

「すみません、ちょっとお尋ねしたいのですが

この辺に関口フランスというパン屋さんはありますか?」

 

するとマダムは一瞬の後

 

とても分かり易く説明してくれました。

「この先の道をUターンして、もう一本先の道を下りていけば

高速の手前にありますよ」

 

「あ~!!助かりました。本当にありがとうございました。」

 

「お気をつけて」という暖かい言葉も頂きました。

 

このマダムの説明が、簡潔だけれど行き届いていて暖かく

本当にありがたかったです。

 

後で考えたことですが

椿山荘の先は道が枝分かれしていて

昔の人もこんな風に迷ったかもしれませんね。

たった今、幸神社でご挨拶したのが

速攻神様の力をお借りすることに?

なんてね…お願い

 

まあ、それはそれとして

結局私は、間違った道を歩いてきたので

この際私が行く道は旧道の目白坂ではなく

もう一本先の「目白新坂」なのでした。

 

あちゃ~笑い泣き

 

でも気持ちの良い坂道や神社にお参りできたし

ご親切なマダムに出会えたので

迷子になるのもまんざらでもないですけど…

 

 

 

 

Uターンするために上った歩道橋の上から

これから下る目白新坂を見たところ。

一本違いの道なのに、こちらは都心そのものという風景です。

 

 

 

歩道橋の上から反対側を見たら

とても個性的な建造物があったので

とりあえず一枚、撮りました。

すぐ隣が獨協中・高校だったので、その建物か?と思っていたのですが

後ほど勘違い(早とちり?)に気が付きました。

 

 

 

獨協側を歩きながら、向かい側を見たところ

この辺りは、どこへ行くにも階段だったり…

 

 

 

凄い斜面だったり…

 

 

 

後で調べたら

昔は神田川沿いまでもっと断崖が続いていて

鎌倉時代には椿の名所で、椿山と呼ばれていたそうです。

椿山荘の名前も、そこから付いたのですね。

 

…坂を二つ上り下りしたら江戸時代どころか

鎌倉時代まで遡って来ましたわ。

 

さて、この後無事にパン屋さんに辿り着き

その後、地下鉄に乗るため江戸川公園まで来て

せっかくなので、以前も見た近隣の説明板を見たらば…

 

 

 

あれ?

これってさっき獨協の建物かと思いながら写した?

なんと聖マリア大聖堂でしたか。

知ったかぶりしないで良かったです。

 

まあ、こんな具合にパン屋さん一つ探すのも大騒ぎでしたが

神様やご親切なマダムのお陰で行って来られました。

…色々見られて楽しかったです爆  笑