うちの庭はさほど広くないのに家同様に古くなり

いったい誰がいつ植えたのか

ランダムに灌木が伸び、それに蔓草が絡まって

奥まで足を踏み入れる気がしない状態でした。

辛うじて道路に面したフェンス際が空いているので

そこに気に入った花の鉢を置いています。

東向きなので花たちは嬉しそうに道路側を向いて咲き

その結果、道路からはよく見えるけれど、家の中からは裏側しか見えないのでした。

 

しかし去年の暮れ、植木屋さんがきれいさっぱり整理してくれたお蔭で

木々が軽くなり、下草も刈り取って庭が広くなった感じ。

 

そこで、広がったスペースに家の中からでも見える庭

(といってもコーナー程度ですが)を作ろうと思い立ちました。

しかしながら我が町にはホームセンターはおろか百均ショップすらない

慢性買い物難民なので、簡単にガーデニング用品を購入できません。

実際に手に取って選びたいのでネットで注文する気にならないし。

さらに猫のエンゲル係数が家計を圧迫している昨今

出来るだけ経費は節約して目的を達成したい!

 

家の中から使えそうな物を掘り出して再利用できないかしらん

ということで物色した結果

まず目についたのは、下草が無くなったので見つけたもの。

庭の隅に放置されていたデッカイ漬物石でした。

 

これは何かに使えそう!と思ったものの

庭の真ん中まで運ぶのが大変でした。

いったいこんな漬物石で何を漬けたんだ!

とあの世の母に聞きたいです。

 

さらに勝手口の戸棚から、父が使っていた砥石を発見!

土台にする煉瓦があるといいな、と思っていたので

これで代用できるかも?

 

 

 

父が使っていた砥石

 

いや、しかし…

オサレな庭を夢見て発見したのは

漬物石と砥石ってどうよ (´・ω・)

 

まあ、昭和の家からシャレたアンティークが出てくるはずもなく

昭和の生活用品が出てくるのは当然か

 

とりあえずこれを組み合わせ

ありあわせの鉢など置いてみました

 

 

 

 

 

 

 

(*ノωノ)

 

ここまでやってみて

重要なポイントに気が付きました

 

古い物を置いただけでは

ガラクタ置き場と同じなんだね

 

例えばこれに加えて

小さな椅子に存在感あるテラコッタを置くとか

(ベンチまでは望まない)

多肉ちゃんを挿したリメイク缶を吊るすとか

素焼きの小物を配置するとかしたら

ちょっとは見栄えがすると思うわ

 

…古いものを掘り出したあげく

ガーデニング用品の購買意欲が著しく高まるという

皮肉な結果になっちゃったよ

 

(´;ω;`)ウッ…

 

その後、花苗を2つ入手したので

気を取り直して仮置きしてみました

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむ…

 

ビオラは右端の方がいいかな

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむふむ…

 

花の力を借りると

何となくそれらしく見えますね

あくまでも何となく、ですけれど

 

紫色のビオラはラビットイヤーとかいう名前

かなり生命力が強そうです

 

 

 

 

 

 

 

 

明るい色が欲しくて選んだラナンキュラス

 

空っぽのテラコッタにはどんな花がいいかな

 

あ、そういえば階段下の物入にも

まだ古いものがいっぱい詰まっているよ

陶器が入れてある木箱なんか

ペイントして使えないかな?

 

漬物石と砥石だけでは飽き足らず

さらに昭和の生活用品を発掘しようとしているワタクシ

 

さて、この庭はどういう運命を辿るやら

未完の庭もまた楽し

と言い訳をしつつ

試行錯誤が続きそうです

 

('ω')ノ