芝東照宮は芝公園の中にあり

その参道は日比谷通りの歩道に面しています。

参道入り口に立つ狛犬さんの背後にある八重桜は、

広く枝を広げた見事なもので、

満開の時は芝園橋の交差点から見ても

緑の木々の先に、薄い桃色の波が広がっているようです。


この見事な八重桜をこすっかり忘れていましたが

アセアセで駆けつけ、何とか満開のうちに見ることが出来ました。







相変わらずのヘナチョコ画像ですんませんが

一応こういう感じだということで・・・えへへ…


画面中央に赤と青の幟、その左側に狛犬さんがいます。

この狛犬さんと桜を写すのがワタクシごときには至難の技で

高い台の上なのと光の向きで

シルエットになったりマダラになって

毎年、なんじゃこりゃ!?

という結果を繰り返しています(涙)

今年もたくさん写しましたが・・・







こんな感じが多くって・・・苦笑







辛うじてこの一枚が救いです。

狛犬さんが満開の梢へ飛び立とうとしているみたい?







木は大きいけれど花は優しく可憐な感じ。














花に見とれてあちこちの角度から覗き込みましたが

今年の花はどこか去年と違うような?







梢を透かしてみると、幹がかなり切ってあります。

おそらく二度の大雪で枝が折れたのでしょう。

いつもなら伸びて来た細い枝先が、フワッと狛犬さんに掛かるのに

今年はそれがありません。


花が咲いて改めてこの冬の過酷さを実感したのでした。







桜の枝越しに芝生広場を見たところ。

増上寺の屋根の先に、

出来立てピカピカの虎ノ門ヒルズが見えます。







参道の先にはまた本殿を覆い隠すほどの桜たち!







階段を上り本殿の前へ。

暖かい陽気と桜に誘われたのか次々に参拝者が訪れます。

ところで私は今まで本殿前までは参りましたが

その横へ行ったことがなかったので行ってみると・・・







今まで気が付かなかったのですが

本殿脇には社務所がありました。

そして正面には・・・






歴史 葵の井戸 記念物」という札の井戸が!


さらに


めだか 金魚 餌を遣って下さい という札。



・・・・・・・・・・・・ふっ


今まで「餌をやらないで」という注意書きは数え切れないほど見ましたが


餌をやって・・・というのは初めて見ました。


そんなこととはツユ知らず

生憎何も持ち合わせがありません。

次から何かしら心がけるようにいたしますいええい







井戸の中を覗いてみると・・・

桜の花びらの影に綺麗な金魚がいました。


さて、順序が逆になりましたが本殿脇には・・・







芝東照宮鎮座由来記が立ち、その足元には・・・







方位の石がありました。


私だけでなく同行した同僚もオソロシー方向音痴でして

何処かへ行く時、東西南北など考えたこともありません。

この石をしげしげと見ながら

生まれて初めて

こっちがミナミでこっちがキタ?

と方角を知ったのでございます くろねこ


この後、本殿から階段を降りて

(たった今知った方位によればミナミの方角)

梅林から一段高くなった敷地があり

そこでさっき見上げた八重桜と改めて対面しました。







斜めに差し掛かる桜の枝越しに下の梅林を見たところ。

梅の木は、すでにゆったりと葉を伸ばしていました。


ところでこの敷地の奥には見事な枝垂れ桜があり

こちらはすでに咲き終わりましたが・・・







最後の花びらを白く変えている様子がまた見事な景色。


角度によってこの枝垂れと八重を重ねられると気が付き・・・







二つの桜に、さらに下の方にある枝垂れも重なると

豪華な花の滝が出現しました。

散り際の白い枝垂れの儚い感じが壮絶な美しさ。

見物人やカメラマンがごっちゃりいるので

どうしても写り込んでしまいます。汗


(あっ!ワタシもその一人か? )













この花の波を見ていると

桜の世界も奥が深いなあ・・・と感じます。







手水舎の脇に立つ樹齢300年の大銀杏も

今は若緑の衣をまとい、隣の若い桜から花を差掛けられ

一年一度だけ華やぐ季節のようです。







カメラの加減だと分かっていますが

梢の間に見える青い光が

銀杏のエネルギーみたいだと思いました。

今年も無事に芽吹いて本当に良かったです。




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