昨日に続いて赤坂の話です。
赤坂は、その名の通り、とにかく坂ばかり。
私の狭い行動範囲の中では
平らな所は、TBSと一ツ木通り、溜池方面のちょっとだけ。
用事があるのは、もっぱらTBSから青山、乃木坂方面など坂の途中。
その中でも一番有名な三分坂
ここも坂だけど、その先がクランク状になっていて、また急な坂
この画像は携帯写メの限界を感じる一枚
壁と坂の表示を一緒に撮ろうとすると車道に出て
坂道発進してくる車に轢かれる
坂道を撮るのって難しいです
赤坂通りから、外苑東通りや青山通り(国道246)へ抜ける広い道から横へ入る細い路地はたくさんあるけど、なぜか行き止まり、袋小路、ぐるっと回ってもとの広い道路へ出てしまう道など
不可解な道が多いです。
この看板の先も行き止まりの路地
ごく普通の家で(多分、自宅)蕎麦屋さんを開いてます。
美味しいそうです。
普段は歩かない細い坂を登ってみたら・・・
ギョッ
巨大なモジャハウスを発見
BSのアンテナなどがいくつも出ているから
普通に人が住んでいらっしゃるようで・・・
さらに登ると、崖の上にそびえる淡いブルーのビル。
そこだけ見るとどこか外国の・・・ニースとかの雰囲気・・・
(行ったことないけど)
この坂を登りきって、狭い道が交差するところも傾斜がついていて
人とすれ違うときは、体をさらに傾ける、という珍しい体験をしました。
すでに夕方で日差しがまだらになり(言い訳が多い)
見難いのですがカーブの先が「胸突き八丁」という感じの急坂です。
以前ここで、ちょっと不思議な体験をしました。
急な坂なので、一心不乱に足を動かしていたのですが
なぜか?
自分でも分からないのですが
急に振り返ったんです。
すると私の真後ろに、黒い服を着たお婆さんがいたんです。
ピシッと小枝が折れるような音も
やはり夕暮れ時で、周りには誰もいません。
こんなに近づくまで、人の気配に気づかないわけ、ないし・・・
ゼッタイおかしい~~
で、私はクルリと前へ向き直り
急だろうが何だろうが、必死に坂道を登りきり
外苑東通りへ出たところで、恐る恐る振り返りました。
と、予想した通り・・・
後ろから歩いてくる人は誰もいなかったのです。
この時は結構ビビりましたわ。
その夜、布団に入って、うつらうつら寝始めたとき
夢か?マボロシか?分かりませんが
キツネのお面を付け、巫女さんが着るような着物を着た人が
3人ほど私のところへやってきて・・・
お面を被っているけど、とても怒っているのが何故か分かるんです。
怒りながら、私に抗議してる感じがひしひしと伝わってくる。
でも、私は凄く疲れていたし、眠かったので
「そーゆー話は、お断りしますっ!」
といって寝てしまいました。
毎日会社に掛かってくる数々の営業の電話も、
そんな風に断っているもんで・・・
それ以来別に変わった事も起きませんが
昔、あの坂の辺りは何だったのか?
気になって図書館で古地図を調べてみました。
すると殆どが武家屋敷でした。
外苑東通りへ出る辺りは、江戸城を掃除する仕事の人の寮でしたが。
とにかくそれ以来、夕暮れ時にはできるだけ急坂は登らないことにしています。
「坂」とは異界との「境目」という意味ではないか、と思うのですが・・・
今日のハルちゃんでーす!