十日ほど前の深夜、久しぶりに携帯の地震警報が鳴りました。
私はまだ起きていて
そろそろ寝ようか、猫トイレの掃除をして、歯を磨いて・・・
と台所でウロウロしてました。
と、向こうの部屋のテーブルの上で
ヒュンヒュンヒュン・・・・
とけたたましい音。
ギョッ・・・・・・
このところ忘れてたけど、あ、あれは地震警報だあ~
どーする、どーする
そのときメイちゃんは、食後の一眠りから目覚めて、そろそろ深夜のストレッチ・タイムしましょ、と私の傍でウロウロしたり、玄関の戸締りチェックしたり?
ヒュンヒュンという音がしたときは、ちょうど下駄箱の上にある自分のお道具点検をしてました。
で、ヒュンヒュンという音を聞いたとたん、パッと下駄箱から飛び降りて、お尻振り振り一目散に自分のシェルターであるベッドのある部屋へ走りこんだのです。
しかも・・・
ベッドの下まで来て、しばし肉球で震度を測るがごとく、じっと立ち止まってる。
やがて・・・
ベッドの下にもぐるほどの揺れではないと判断したらしく、また戻ってきたのです。
携帯の地震警報に反応するメイちゃんは・・・もう猫なんかじゃありません
外猫のハルちゃんとアキちゃんの兄妹。
外猫としては理想的なライフスタイルだと思う。
お婆さんに猫マンションを作ってもらい、そこからうちに「出勤」してきて、庭や縁側や2階のベランダで、お昼ねし放題。
妹からもご近所からも、有り余る愛情を受けつつ、自由気儘に暮らしてる。
いっぽう、ナムちゃんは、通り一本奥の家の飼い猫。
手作りの首輪をしているところをみると、それなりに可愛がられていると思うんだけど
どうも、うちの庭が気になるらしい。
最初のうちは、私達の姿を見ると、素早く逃げ出していたのに、妹が声を掛けたり話かけたりしているうちに、段々慣れてきて、今ではナデナデできるようになった。
今日の午後。
庭で猫の変な声がするので出てみると
ハルちゃんとナムちゃんが柿の木を挟んでにらみ合っている。
「まったくもう、貴方たちいい加減にしなさいよ。」
と声を掛けつつ見ていると・・・
ハルちゃんもナムちゃんも、戦うにしてはイマイチ迫力がない。
ナムちゃんなんか、目をショボショボさせている。
ハルちゃんも目の焦点が合っていないような・・・
そのうちナムちゃん、小さくアクビをする・・・
要するに、お互い、今はお昼寝タイム。
たまたま顔を会わせちゃったので、ちょっとだけ唸っておこうか?
って、完全にナーナーの関係じゃないの。
猫も馴れ合いとか、形だけ、とかあるのかなあ。
その後ナムちゃんは、今日のノルマは果たしたぜ、という顔で出ていきました。
晩御飯まで、ひと寝入りするか・・・とおうちに帰ったんでしょうね。
今日はボクの出番ないの?
足だけでも出してよ(タケゾー談)