このブログにたびたび友情出演?していただいてるお爺さん。
桜草を愛で、お婆さんの猫を受け入れ・・・家の中は禁煙なので、横丁の角まで出てきてタバコを吸いながら話し相手を探す毎日。
ご近所なので、私はたいがい朝と夕方、顔を会わせる。
そのとき交わす短い会話がなかなか味わい深いので再録してみました。
ある日の夕方、私が帰ってきたのを見て
「今日はいい塩梅に雨が降らなかったね」
私が
「ええ、でも今晩からまた降るそうですよ」
するとお爺さん、ハッシと空を睨み付け
「ふん、勝手にしろ!」
また別の夕方、新聞配達のバイクが通り過ぎるのを見て
「アサシ新聞は、もう来ましたかね?」
お爺さんはやっぱり江戸っ子!
またまた別の夕方、お爺さんはきちんと革靴を履いてお出かけスタイル。
「これからお出かけですか?」
「ちょっと寄り合いでね、忙しくてもういやんなっちゃうよ」
町会の集まりがあるらしい。
でも、こういう集まりは、たいがい夕食が済むころから始まるはず。
随分早くからお出かけで・・・一番乗りで、ずっと一人で待っているのかしら?
いやいや同じお年頃の方々が同じように集まってくるのかも。
定刻に行った人は
「随分遅かったねえ、待ちくたびれちゃったよ」
なんて、いわれたりして・・・
お爺さんの喫煙ポイントは町内会の掲示板の横。
絶対に「寄り合い」を見逃すことがないのです。