昨日の土曜日、学生時代の友達と品川でランチの約束をしました。
品川までの行き方は色々あるけど、お天気が良いし時間に余裕があるので、久しぶりに都バスに乗っていくことにしました。
今では、各停留所に運行状況を知らせるデジタル表示があるものの、バスは道路の混み具合によって時刻表通りに来ないので、普段は利用しません。
でも、お天気の良い日に、後ろの方の高い座席から窓の外を眺めるのは楽しいものですね。
久しぶりに乗ってみて、思い出しました。
バスは小さな子供連れやお年寄りがよく利用するんですね。
途中で降りた小さな男の子。
自分が降りたバスをほれぼれと眺め
「ばちゅ、ばちゅ」
といいながら、運転席のある乗車口まで走っていき、小さな手を精一杯振って運転手さんに挨拶していました。
その手の小さいこと、可愛いこと・・・
キミは日本の宝だよ、といってあげたい!
青山墓地から、西麻布、広尾、天現時、古川橋で右に曲がって、魚藍坂、高輪・・・
この辺りは都心の一等地のように言われますが、ところどころに地下鉄が通っている他は、JRも私鉄も、とにかく鉄道というものが通っていません。
そのせいなのでしょうか。
高輪の一番高い土地(地形のこと、値段ではなく)にはマンションなど大きなビルが増えたものの、未だに古いお寺や学校、旧宮家の屋敷跡など、昔ながらの雰囲気が色濃く残っています。
高野山の別院がある辺りで、いつも他とは違った凛とした気を感じます。
あちこちに豊かに茂った大きな木があり、爽やかな木陰を作っていて、バスの中でも気持ちが良いです。
そういえば・・・
今日会う友達は、小さい頃この辺に住んでいたといっていたっけ。
学生時代にはそのことは全然知らず、卒業してしばらく経って、聞きました。
お互いに、案外近いところにいたのね、と顔を見合わせて驚いたものです。
同級生は日本中から集まっていたのに、結局仲良くなって卒業後もずっと付き合っているのは、ご近所のご縁というものかしら?
品川でランチを食べたのは「あきた美彩館」という秋田県のアンテナショップ。
彼女に教えてもらって、これで入ったのは二回目ですが、すっかり気に入ってしまいました。
場所は、品川プリンスの横、ウイングの奥になります。
駅前の通りから見えないので全然知らなかったのですが、秋田県産の野菜やお菓子、調味料、稲庭うどん、などを置いてあるショップの奥に、かなり広いダイニングがあり、ゆっくり食事ができます。
土曜日とあって、駅の内外や駅前通りに人が溢れているようですが、それでも待たずにランチが食べられ、その後に入ったカフェにもかろうじて席がありました。
昼時に待たずに席に着けるなんて、私にとっては奇跡に近いです。
渋谷や新宿、表参道に比べて品川は、程よい混雑ぶりの街かもしれません。
梅雨の晴れ間に都バスで小旅行?と気ままなお喋りで、ちょっとばかり気分転換ができました。
スモークツリーがピンク色になりました