PC不調のため携帯で書いてみます。ちょっと変かも?
私にとってイトコは「友達以上兄弟未満」の懐かしい存在。母が7人兄弟の末っ子なのでイトコはほとんど年上で、私達姉妹はいつまでたっても子供扱い。でも小さい時に面倒をみて貰ったので我が儘を言って甘えられる貴重な人達。最近は皆さん忙しく顔を合わせるのは親戚の葬式や法事の時だけ。誰かが「悲しい時だけじゃなく笑って会いたい」と言い出し…
イトコの奥さん(サトさん)の「押し花展」を銀座の文藝春秋画廊でやるのを口実にイトコ会を開くことになった。普通はこういうお集まりは直前キャンセルの人が出て幹事さんは頭を痛めるのだが…キャンセルは一人も出ず、のみならず皆、夫婦で嬉々としてやってきた淲 さて、作品を見た後は待望のお食事会!東武ホテル地下の「むらき」にて、高らかに「かんぱ~い音符音符音符」 盃を交わしながらの話題は何と言っても先の大地震。それぞれがそれぞれの場所で恐怖と当惑、混乱を経験し…災害の大きさに呆然として今まで持っていた価値観が根底からひっくりかえる思いだったようだ。そんな話が飛び交う中、誰かがサトさんに「そういえば、さっきの作品で、『あなたへ』というタイトルが付いてたけど、あなたって誰のこと?」と聞いた。
サトさんは、ちょっと口ごもってから…
「作品を作ってる、ちょうどその時に地震がきたの。その後、どうしようかって思った。こんな事してる場合か?とか自分に何ができるか?とか……しばらくして、気を取り直して、また作り始めたんだけど…その時に被災した人達にせめて気持ちを届けたくて…こんなタイトルにしたの」
サトさんは、普段から飾り気のない、カジュアルな人。その作品も他の人とちょっと違ってる。華やかな色で豪華な花を散りばめた作品が多い中、サトさんは、一つの色にテーマを絞り、沢山の素材を重ねて自分の世界を作り上げる。モノトーンの面白さ、渋さを追求しているようだ。押さえた色の小さな花束… 日本中の沢山の人達がサトさんと同じ思いで見えない花束を送り続けてるんじゃないだろうか? お食事会の後、妹と二人でブラブラと三原橋を渡り、岩手県のアンテナショップでお土産のお菓子を買い、お釣りを募金箱に入れてきた。時々立ち寄る場所だけど、店内は凄い人ごみ!みんな同じ思いで買い物をしてるのかな?築地まで足を伸ばし「松露」で卵焼きを買って帰ってきた。波被け通りは海風の匂いがしていました神神神