うちの庭に来る猫たちは、絶対に私のブログを読んでると思う。

そうとしか思えないことが次々と起こるから!

妹から溺愛されているハルちゃんとヤサぐれマルちゃんは、最近になって住み分けを始めた。

表側にはいつものようにハルちゃんがいて、裏からマルちゃんが来ても怒らなくなった。

余裕の表れか?

マルちゃんがサイレンみたいにけたたましく鳴くのでご飯を持っていってやっても、あまりお腹は空いていない様子。顔を見せたのは、ご飯を貰うためではないようだ。

私の顔を見ると

「うっす!オレ、オレだよ。今来たからね。」

という感じで、こっちを見る。

その表情には、少し前まであった荒んだ陰りは消えて、クロネコヤマト宅配便のお兄さんみたいに元気いっぱい、精力的に動き回っている。

人に甘える方法を知らないので、ややぎこちないが、自分を認めて声を掛けてもらいに来るのだ。マルちゃんなりの甘えかたかもしれない。


猫たちはお腹にドラえもんみたいなポケットを持っていて・・・

夜も更けて、人の姿が見えなくなる頃、ポケットから携帯を取り出し

月灯りの中、爪でボタンをポチッと押して、ブログやメールを見て

「にゃんだと!?オレのことが書いてあるにゃん?」

なんていってるんじゃないのかな?

さすがにスマホはムリだと思うけど(肉球が開かにゃい!)


「猫の集会」もメールの定型文で

にゃー「3丁目の空き地にゃう」  なんて!


携帯が使えない老猫は、出遅れてカヤの外・・・

最近、近所のチョロ松やナムちゃんが不機嫌なのは、そのせいかも?

       にひひ  にひひ  にひひ

少し前に妹が、「びっくりするような可愛い猫を見た」

と興奮気味に話した。

家から少し離れた、住宅街の間にある細い路地の途中で、今まで見たことがない種類の洋猫に会ったのだとか。

外猫のお世話をしているお婆さんに聞いてみたけど知らなかった。

私もその道を時々通るけど、会ったことがない。

妹から話を聞いて、ぜひ会ってみたいと遠回りをして何回もその道を通ってみたが会わない。

本当に、そんな猫がいるんだろうか?

マボロシの猫じゃないの?


しばらくして、ようやく会えました!

ほんとうに可愛い。深窓の令嬢って感じ!

多分、室内飼いの子が、たまに外の空気を吸いに出てくのだ。

しゃがんで頭を撫でていたら、横の道でバイクの音がした。

すると、その子は、ヒョイッと後足だけで立ち上がり、そのまま音のする方をじーっと見ている。その姿がまた可愛い。

こんなに長い間、後足だけで立って・・・プレーリードッグみたいな子は見たことがない。



空をみる人-マリリン.jpg


妹は勝手にマリちゃんと名前を付けた。

飼い主さんが知ったら、さぞやびっくりされることでしょう。

洋猫のことは分からないのですが、この子はなんという種類なのでしょうか?

       ドキドキ  ドキドキ  ドキドキ

うちにはタケゾーとメイちゃんという2匹の猫がいる。

タケゾーはパワフルで、色々やらかしてくれるので、このブログにもたびたび登場する。

いっぽうメイちゃんは、人見知りが激しく、玄関のチャイムが鳴っただけで、何処かへ隠れてしまう。

いつもは、「メイちゃんワールド」のただ一人の住人としてマイペースに暮らしているのだが・・・

先の大地震の後、そんなメイちゃんの行動に変化が現れた。

グラッと揺れ始めると、何処に居てもパッと床に飛び降り、全神経を肉球に集めて、

揺れの大きさを測っている。

その後、さらにグラリとくると、大急ぎでベッドの下に避難するのだ。

いつのまにかベッドの下がメイちゃんのシェルターになっていたらしい。


先日、テレビで録画した番組を見ていたとき・・・

番組内で地震速報の警報が鳴り出した。

すると、すぐそばで寝ていたメイちゃんは、パッと飛び起き、急いでベッドの下に潜り込んだ!

メイちゃんは地震が来ないのに、テレビの地震警報(録画だったけど)に反応したのだ。


なんとまあ、賢い猫ではありませんか?

これはもうパブロフを越えている!

チンパンジーのアイちゃんのレベルでないの?


と、猫バカの私は、ひたすら感心したのであります。

思うに・・・

テレビで警報が鳴ると、まず人間が異常に緊張する。

次に地震がくる。

その気配を覚えてしまったのではないか?


このところ余震は少し減ったようだが、まだまだ不安の種は尽きない。

人間も動物も、大地が揺れるということがいかに恐ろしいことか、学習してしまった今年の春でした。


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そーよ!ワタシは賢い猫よ!今頃わかったの?