今日は、あまり良いお天気なので夕方からちょっと用事があるけど、お日様に誘われて代々木公園まで散歩に行ってきました。
以前、神宮前に住んでいたときは勝手に自分の庭のように行き来して、ジョギングなんかもしたけど(三日坊主!)、最近は足を踏み入れていない。
ずいぶん変わったんだろうな。
公園の入り口は、予想していた通りたくさんの人、人、人・・・
でも、皆のんびりしようとやって来たので、和やかな雰囲気だ。
入り口正面に案内板があるので、じっくりチェック!
すると進行方向右側に「バードサンクチュアリ」という場所が書いてあるではないの!?
そんなところあったっけ?
案内板の方向へ歩いていくと、公園の敷地の際の一角が、動物園などに設置してあるような低い金属製の柵で先が見えないくらい広く囲ってある。その中がバードサンクチュアリらしい。
へなちょこ写メで、すんません。バードサンクチュアリの案内板だす!
説明によると、隣接する明治神宮とこの代々木公園の雑木林には、次のような野鳥が訪れるようだ。
ヒヨドリ、コゲラ、シメ、コガモ、ウグイス、モズ、ツグミ、ムクドリ、ヤマガラ、カワラヒワ、コジュケイ・・・
そしてキジ!
えっ?キジ?キジって桃太郎にキビ団子を貰って家来になる、あのキジ?
そんな鳥がここに来るなら、ぜひ見たいもんだわ。
遊歩道を回りこむと柵の下の方に小さな池があり、鳥の姿があった。
ほとんどカラスだったけど・・・
子ガラスらしき奴が母鳥に餌を貰っていた。
幼鳥といっても、ハトくらいの大きさだ。
そんなデカイ図体をして、いつまで甘えてるの?いい加減に自立せんか!
と、キジがいないので八つ当たり!
遊歩道を歩いていると、風が強くなってきた。
ケヤキやカエデなど、新緑の大きな枝が大きく揺れる。
どどぅ・・・どどぅ・・・
風で木が揺れる音を久しぶりに聞いた。
あっちにも、こっちにも風の又三郎がいるようだ。
さらに奥へ進むとドッグランがあった。
大型・中型犬用と中小型犬とが柵で仕切ってある。
最初に近づいたのは大型、中型用の場所。
休みの日だけあって犬プラス飼い主さんたちがいっぱい柵の中にいた。
私が近づいていったとき、隅の方で完全に「降参ポーズ」をして、横になっちゃってる子がいた。可愛いスパニエルだ。何匹も、その周りに集まってきて臭いを嗅いだりちょっかいを出している。スパニエルは、じっと我慢してたらしいが、やがていきなり悲鳴とも絶叫ともつかない声を上げながら飛び上がった。
窮鼠、猫を咬むって感じ。犬だけどね。
中小型犬用の柵の中には、綺麗なミニチュア・シュナイザーがいた。
まだ若い。多分人間だったら小学1年生くらいかな。
この子はベンチに座ってるお父さん(中年の飼い主さん)の膝の間に入って動こうとしない。5秒に一度くらいの割合で、お父さんの顔と、周りの光景とを見比べている。
「ねえ、ちょっと!なんなの、ここ?なんか四足で歩く、毛がモジャモジャ生えたやつがいっぱい動き回ってるけど?」
お父さんはベンチに座ったまま無愛想な表情で、手を振り、「あっちにいって遊んできな」といってるようだ。
シュナイザー君は、自分が置かれた事態が理解できない、か、したくない様子。
「いつ、帰るの?今?もうちょっとあと?それまでじっと待ってようっと。」
と動かない。
もしかしたらお父さんは奥さんに「休みの日くらい、この子をどこかに連れていってよ」といわれて、ここに来たのかも。
ドッグランはファーザーズ・ランも兼ねてるのかな。
お父さんもシュナイザー君も全然走っていないけどね。
可愛い犬たちをたくさん見たので満足して出口に向かって行ったら水辺に出た。
そういえば、何かの雑誌に代々木公園の水辺はパワースポットと書いてあったっけ。ここのことかしらん?
確かにこの辺りは、落ち着いてゆったりした気が流れている。
パワースポットといっても色々あるけど、ここは確かに心が落ち着く場所。
また来たいと思うところだ。
ここで一休みして、出口に向かう。
あちこちで楽器の練習をしているのが木々の間から聞こえてくる、のんびりした昼下がり・・・
1時間あまりのお散歩だったけど、不思議な空間に迷い込んだみたいで、とても楽しかった。
代々木公園はいま、緑の街です。