このあいだ「ねこの病院」に行ったとき、ばったり友達に会った。
その家では猫を3匹飼っているので
「どの子を連れてきたの?」と聞いたら
「グーちゃん」だという。
本当はホイちゃん(爺さん猫)をひと月一度の健康診断に連れてくるはずだったけど、気配を察して押入れの奥に隠れてしまい、どうしても見つからない。予約したので来なくちゃ悪いと思い、代わりにグーちゃんを連れてきたんだって。
先生に「そういうときは他の猫を連れてこなくてもいいから」といわれてた。
ある朝、会社の同僚が、ゼーゼーいいながら飛び込んできた。
「あ~焦った、遅刻するかと思った。出掛けに猫が吐いたもんで・・・」という。
その家の猫は、天気が変わる前に必ず吐くんだって!
ええっ?そんなことってあるんだ・・・もしかして、うちのタケゾーもそうかも?
タケゾーも時々、突然吐く。でもその前後はケロリとしている。
このところの検診で腎臓や肝臓は優等生の数値なので、何だろう?と思っていた。
よく気圧配置が換わるときに頭痛がするとか、古傷が痛むとか聞くけど・・・
猫が顔を洗うとき、耳のうしろまで洗ったら明日は雨だ、というけど・・・
猫が吐いたら明日は雨・・・・ってちょっと嫌だ!
玉子さんの家では数年前にアメショのカリン君が20歳で大往生を遂げた後、しばらくは猫との縁が薄れた。その後、餌を食べに来た外猫のシロちゃんが家猫にステップアップした。
母上も玉子さんも、とても可愛がっていたのに、ある日突然姿を消してしまった。
一日経っても二日経っても・・・1週間経っても、1ヶ月経っても帰ってこない。
猫好きにとって猫が行方不明になるくらい辛いことはない。
「きっとどこか他の家で可愛がられているわよ。」という私に玉子さんは、力なく頷いた。本当は二人とも最悪の事態を想定している。でも、そんなことを口に出しても空しいだけだ。
ところが・・・
先月の半ば、シロちゃんは、何事もなかったように庭にやってきて、外猫用の餌を食べていた、という。食べ終わると、そそくさと帰っていったとか。
シロちゃんはセレブなお嬢様暮らしを捨てて路上生活に戻ったのか?
猫の好みは分からない。
でも、猫がいなくなって悲しんでいる人には心強いエピソードになると思った。
友達の猫は、茹でたブロッコリーに鰹節をまぶした物を常食にしているという。
何を食べても猫が健康なら構わないけど、そこに至るまでさぞや紆余曲折があったことでしょう。
そういえば漬物や素麺が好物という猫もいると聞いたことがある。
素麺には薬味を入れるんだろうか?