もうすぐ梅雨入り、そして夏が来ます。
皮ベルトがお休みする季節がやって来ます。
早い方は既にベルト交換をし始めていますでしょうか。

サマーシーズンのベルトといえば、ブレス、ルミラーゼ、NATOストラップ、ラバーベルト等々。今年はどんな着せ替えをするか?ネットや日本橋高島屋にあるウォッチメゾンや新宿伊勢丹を物色するのが楽しみでした。
いま海外に住んでおり、時計愛好家にとってのこの夏の風物詩をしばらく経験出来ずにいますが、日本にいた頃は裏地がラバー素材でぱっと見は皮ベルトのヒルッシュというメーカーのベルトをよく使用してました。

そんな中、昨年からIWCで純正のNATOストラップがパイロットウォッチシリーズ向けに販売されたと耳にしていました。


(IWC純正ストラップのカタログ、全部で5種類あり、装着には専用尾錠が必要だそうです。)

一般的にNATOストラップは、モデルを選ぶベルトかなって思います。IWCでいうとパイロットウォッチには付けられても、ポルトギーゼやポートフィノといった所謂ドレスウォッチの部類に入るやつには、デザイン的に厳しい気がしていました。

私も昔、ポルトギーゼクロノのIW371446に、グレーや青系のNATOストラップをつけてみましたが、なんか安っぽくみえたり、周囲のメンバーにも不評でした。ある後輩からは「これではポルトギーゼが可哀相…。とまで言われました」。

ただ、この IWC純正NATOストラップはIWCのホームページやインスタを見ると、あれ?ポルトギーゼクロノぐらいまでならいけるのでは?と思わせるものがありました。

満を持して、本日ブティックに行って実物を見せてもらいました!


(ブティックのディスプレイにもNATOストラップを装着したポートフィノが!)

へー結構行けるのかもしれないと思ったその時です。
ストラップの裏地を見て驚きました。


このNATOストラップ、裏地が皮素材になっているのです。つ、つまり汗や皮脂に弱い。ブティックの店員によると、「毎日使うとしたら、三カ月もすれば交換だね」とのこと。ほんとうにひと夏用ということですね。
IWC銀座ブティックに問い合わせたところ、日本で買った場合、ストラップが14,040円、専用尾錠11,880円でした。
尾錠は使い回しができるから、14,040円を消耗品費として高いと思うかどうかですね。

なんでNATOストラップなのに、裏地に皮素材を使ったんですかね?狙いがよく分からないですね。一部パイロットウォッチみたいにNATOストラップと合わせるとこによって、時計の魅力が増す、オールシーズンでもNATOストラップがカッコいいモデル向けに、作りをしっかりとしたちょっと高級感もあるNATOストラップを作ったのでしょうか。

IWCのやることをほぼ全て肯定してきた私ですが、この純正NATOストラップだけは、ちゃっとどうなのかなと思う次第です。。

あと余談で、まだ購入したことはないですが、ジャンルソーのオーダーベルトなんかも有名ですよね。


(これだけ種類があると迷いそうですが、絶対楽しいですね。アリゲーター以外にも、エイやトカゲ、ダチョウの皮まであるようです。価格は2万後半から6万円台まで素材によって幅広く設定されています。)