ミッドナイトスワン | 明日は明日の風がふく

明日は明日の風がふく

2023/3/20 乳がん手術を受けました
浸潤性がんの特殊型(粘液がん)/悪性度1/ステージ1
リンパ節転移なし
エストロゲン受容体 95%/プロゲステロン20%/Ki67 10%
HER2陰性/マイクロポピュラリーあり
右乳房全摘&再建

 

とても観たかった映画です

残業続きで、さらに金曜も残業の後に、変なテンションになり

そのまま観に行きました

 

つよぽん

すごいよねえ・・・

いい役者になったよ

きっとジャニーズにいたら、この映画には出ていないかもしれません

事務所を出て良かったわ

そう思える映画です

 

内容は、LGBTや虐待、子供の性売買、自殺など

昨今の日本では、毎日新聞に載っているようなことが詰まっていて

どちらかと言えば暗い雰囲気になる映画を

新人の服部樹咲ちゃんのバレエが、

掃き溜めに鶴(で表現あってる?)でして

 

清らかで、無垢な、子供の真摯な気持ちが表現出来ていて

どんなことがあっても

人生には希望があるんだな、と思えるバレエでした

 

つよぽん演じる凪沙(なぎさ)は

トランスジェンダーとして、常に気を張っている毎日の中で

全くの子供である少女と出会うことで

母性(父性?)が徐々に芽生え

自分だけの為に生きていくのではなく

少女の夢を支えるために生きていく

 

ラストはとても切なくて

海のシーンでは自然と涙が溢れました

 

以前から、他人だけど一緒に住んで家族~みたいな話は多いのですが

これは血縁関係であるが故に、余計に面倒臭い

 

でも、親から化け物と言われても

少女の夢を支えようとする凪沙を演じるつよぽん

 

本当に、つよぽんではなく

凪沙さんに見えました

 

こういう映画がアカデミー賞を獲ってほしいです

観客が何かを感じて、考えることが出来る映画

これでつよぽんが何かしら賞を獲ることが出来たら

ジャニーズを出た苦労が報われるような気がします

 

是非、ご覧ください

 

 

 

あらすじ

新宿のニューハーフショークラブのステージに立っては金を稼ぐトランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛)は、養育費を当て込んで育児放棄された少女・一果を預かる。セクシャルマイノリティーとして生きてきた凪沙は、社会の片隅に追いやられる毎日を送ってきた一果と接するうちに、今まで抱いたことのない感情が生まれていることに気付く。