今日は70年前に長崎に原子力爆弾が投下された日です
私が子供の頃は
長崎市の公立の小中学校は登校日になっており
朝から戦争や原爆の話、映画などを見て
平和教育をされて育ちました
これが長崎、広島独自の登校日だと
大人になったから知るのですが・・・
私が通っていた伊良林小学校は
原爆で亡くなった方々を校庭で救護や弔った場所でもあり
私が在校中に慰霊碑を建てました
そんな小学校3年生の時
担任の先生、独身の女性の先生から言われたことは
今でも覚えています
「長崎の女の子は将来結婚できないかもしれません
長崎以外の場所では被爆地出身であることで
結婚を断られることがあります
覚えておくように」と言われました
恐らくその先生は
長崎出身であることで
結婚について苦い思い出があったのかもしれません
長崎にいる限り
あまりそういうことは考えないで済むのですが
大阪に移り住んで
高齢の方と話をした時に
「原爆や!」「被爆者!」と差別を受けました
今まで笑顔で話していた相手が
私が長崎出身と言うだけで
そそくさと話を切り上げようとするのです
所詮、戦争の被害がなかった土地は
こんなもんなんだな~と
先生が言っていたことは本当なんだな~と
大人になってわかりました
ただ被爆地で生まれ育っても
病気もしないで健康で70歳を超えている方もいれば
戦争や原爆、原発に関係ない土地でも
病気で早く亡くなる方もいます
放射線が原因で死に至ったのは
原爆で被害に遭った方々だけです
今後は福島の子供たちが
私たちと同じような差別を受けないかが心配です