= 共喰い = (2回目) | 明日は明日の風がふく

明日は明日の風がふく

2023/3/20 乳がん手術を受けました
浸潤性がんの特殊型(粘液がん)/悪性度1/ステージ1
リンパ節転移なし
エストロゲン受容体 95%/プロゲステロン20%/Ki67 10%
HER2陰性/マイクロポピュラリーあり
右乳房全摘&再建

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お正月に京都で観た「共喰い」が
キネマ旬報ベストテンの5位になりました!
 
その特集上映で大阪でも今日と水曜日、限定上映されるため
観に行きました
 
 
ストーリーもセリフも覚えているほど原作とシナリオを読んでますが
また引き込まれてしまいました
 
菅田将暉くんの素晴らしい演技に
田中裕子のあの貫禄・・・圧倒されます
光石研のお父さんは、原作のイメージとは少し違いましたが
彼は北九州の出身ということもあり
下関の方言が自然と出てました
 
私の中では、若手では藤原竜也くんがある意味「天才」です
そして菅田将暉くんは何度も言いますが、藤原くんを超える可能性がある俳優です
 
あくまでも個人的な感想ですが
藤原くんは笑顔で演技ができていると思います
素直な笑顔、邪悪な笑顔・・・さまざまなパターンの笑顔で
追い詰められたぎりぎりの場面で見せる笑顔は観客を引き込む力がありますね
時にはその笑顔が犯罪者だったり、王子様だったり、やくざだったり・・・
彼の微笑み一つで役柄を知ることができます
 
菅田くんは笑顔と言うより、その視線です
視線で演技してますね
心の中が目の動き一つでわかるような演技をします
きっと彼自身もセンシティブな感受性豊かな性格なのでしょう
それがプライベートまで引きずらないかがとても心配ではありますが・・・
 
もうすぐ「共喰い」もDVD化されますので
ぜひ一度はご覧ください
 
 
あらすじ: 昭和63年。高校生の遠馬(菅田将暉)は、父(光石研)と父の愛人・琴子(篠原友希子)と暮らしている。実の母・仁子(田中裕子)は家を出て、近くで魚屋を営んでいた。遠馬は父の暴力的な性交をしばしば目撃。自分が父の息子であり、血が流れていることに恐怖感を抱いていた。そんなある日、遠馬は幼なじみの千種(木下美咲)とのセックスで、バイオレンスな行為に及ぼうとしてしまい……。