
私は以前より「罪を償うということは、己の罪を一生忘れないこと」だと思っています
その思いが映画化された感じがします
「いじめ」や「殺人」など、取り返しのつかないこと
これは加害者は時間とともに忘れてしまいます
人生をリセットして、未来を謳歌できます
しかし被害者は一生忘れません
阿倍寛演じる村内先生は、罪を忘れないでいること=責任
自分の行動に責任を持つということは、忘れないでいることだと
言います
まさにそのとおりです
人生はゲームのようにリセットしてはいけないのです
なぜならば、過去は消去できないから
表向きだけ良いことを言おうとしている学校ものの映画やドラマは
正直、飽きられています
「友達を大事にしよう」「思いやりを持とう」など
大人が押しつけた決まり事だけでは
子供の心は動かないのです
現実を突きつけて、何が大切なことなのか
それを伝えることができる教師って
昨今は少ないのだと思います
あらすじ: いじめによる自殺未遂などなかったかのような、平穏な新学期を迎えた中学校。そこへ新たに赴任してきた極度のきつ音である臨時教師の村内(阿部寛)は、事件後転校した被害者生徒の机を教室に戻すように命じて生徒たちに衝撃を与える。そんなある日、いじめに加担したことに苦しむ真一(本郷奏多)は、その苦しい胸の内を村内にぶつけるが……。(シネマトゥデイ)