剛だからと言うよりも、７０年も昔の映画のリメイクという興味で行ってきました
期待していなかった分内容はなかなか・・・
派手なアクションや、大がかりなトリック、衝撃的な告白
大胆なラブシーン、ハラハラのサスペンス
これらが全くなく、登場人物もごく普通
つまりエンターテイメント性がかなり少ないのですが
何故か最後まで飽きることなく見ることができました
最後のシーンで、剛が女を追いかけるのですが
そのシーンのためにすべてがあるような気がします
女を追いかけて、そして馬車を見送る
ただそれだけのことなのに、「せつなさ」と「現実の厳しさ」が
わかるシーンでした
これだけの情緒が出せるということは
それだけシナリオが完璧なんでしょうね
それにしても剛はいい俳優になってますね
これからも どんどん演技を磨いてほしいです
絶対にキムタクには無理な演技です
ただ一つだけ難を言えば、温泉街の撮影はセットを組まずに
あとで合成したといこと
やはりCGや合成は、人間で作ることが難しい場合に限りやってほしいです
温泉街のオープンセットくらい作ってくれ！
亀山さん～そのくらいの権限あるでしょ～
なんだかそこがちゃっちいというか、非現実的な感じで
好きにはなれませんでした
映画をわざわざ大きなスクリーンで写すのは
それなりの訳があるのです
大きなスクリーンだと、映像を誤魔化せない
だって観客が気づくでしょ
「はじっこにスタッフの影が映ってる・・・」なんて感じで。
あらすじ： 目の不自由な按摩（あんま）、徳市（草なぎ剛）と福市（加瀬亮）が温泉場へと徒歩で向かっていると、2人の横を東京から来た三沢美千穂（マイコ）を乗せた馬車が通り過ぎていく。宿屋に呼ばれた徳市は、客が馬車の女と直感。美千穂の様子にほのかな恋心を覚えた。しかしその翌日、宿屋で宿泊客の財布が盗まれ、犯行時刻付近に宿にいた美千穂が疑われる。（シネマトゥデイ）