いいタイミングに通りかかった。
部活の練習が見れる。
やったー!
ということで、
息子の様子を見ることにした。
「おっそ!!
走るのおっそー!!!」
と、大きな声を飛ばす顧問の先生。
ドキドキする。
わたしは、早く走れたことがない。
小中学生のころは、
それが恥ずかしかった。
わたしより遅い子を見つけて、
ホッとしていた。
そんなだから
あの子、傷ついちゃうのではないか
大丈夫か…
と。
見ると
案外平気そうな顔で
ケロリとしている。
息子は普段から、
「おれ、走るのは遅いねんなー」
と自分の遅さをサラリと口に出すし。
そういえば、
最近のわたしは
「事務的なことが壊滅的にできない」
と言えるようになったら
ずいぶんと楽になった。
昔は
そんなはずはない!
と思って
できるように頑張っていた。
結局、どんなに頑張っても
フタを開ければ
間違いだらけのロッケンロールだった。
「そんな特徴だ」
と思えば
それだけのことだね。
目の前で走っている子たちには
わたしの頭の中は見えていない。
ただ
わたしだけが
昔の記憶とともに
大騒ぎしている。
笑える。




