ひとり語り芝居を見てきました。 | 歌う門には福来たる

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三輪知可オフィシャルブログ

ちょいと前になりますが、関西在住のピアニストでお友達の本多千紘(ちひ)さんが川島むーさん主催の「ひとり語り芝居」の東京公演の中で劇伴奏をするというお芝居を見に行ってきました。

宮沢賢治さんの「土神ときつね」をメインに繰り広げられる1人芝居に、ちひさんが芝居にあわせた自作曲を伴奏するというもの。

この「土神ときつね」
ざっくり言うと、土神ときつねがむくの木をめぐる三角関係のお話。(ざっくりしすぎ)

川島むーさんの3人の登場人物の演じ分けが素晴らしく、その心情を現すような音、音楽をちひさんが奏で、まるで演奏付きの落語を見ているようで、いつの間にかその世界へと引き込まれていました。 

クライマックスはどっぷりとその世界に浸かったまま、ビリビリとした風が身体の中を走る感じがしました。

宮沢賢治作品の影響を受けた著名人も沢山いるんですね。(銀河鉄道999も!)
へーーっこんなところにも宮沢賢治!
はなしの種になりそうなことを教えてもらいました。

彼の大学時代に書いた詞の朗読もありました。地球を見下ろしているような目線で描かれていて、それを聞くと宮沢賢治という人は宇宙人だったのではないか、とも思えました。
宮沢賢治作品は銀河、星に関する話が多く、
むーさんもおっしゃってましたが
「絶対ガンダム好きそう!!」
銀河、星、惑星、恒星、なんていうワードが今回の作品でも登場していました。


37歳で地球を去った宮沢賢治。
今はどの星から地球を見下ろしているのかなぁ。




亡くなった今も、誰かに何かを感じさせることができるのって、なんだかファンタジー。
今もその人が生き続けているという証拠になる気がして。