
10ヶ月頃から始まったタツの後追いはまだまだ健在だ。
ハイハイやヨチヨチ歩きの頃と比べると移動速度が格段に上がっているので、一日のほとんどをタツとベッタリ一緒に過ごしている。
何歩か歩いても、振り向けば必ずタツがいるんだもん・・・。
唯一一人になれるのはトイレとタツが就寝した時間のみ。
タツが起きている時はトイレに入ったって全然落ち着かないし。
トイレに入ると、泣きながらドアをバンバン叩いたり、24時間換気のためにちょっと大きめに開いているドアの下の隙間から手が出てきたり、ペンやおもちゃが入ってきたりする。
(手はちょっと怖いわよ、まるでホラーだわ)
「後追われ」生活にもだいぶ慣れてきたら、今度はタツのヤキモチが始まった。
教会でお友達の赤ちゃんを膝で抱っこをしていたら、タツは凍りついたような泣き顔で奇声を上げながら膝の上の赤ちゃんを押しのけようと必死になった・・・。
タツ以外の家族と仲良くしていると、泣きながら割って入ってくるし。
まさか1歳の子供がヤキモチを焼くなんて思いもしなかったからすごく驚いた。
ピトチやヒカもあたしにベッタリだったけど、ヤキモチなんて焼かなかったし。
末っ子独特のものなのかしらね?
タツのヤキモチは人間相手だけではなく、あたしがゲームとか編み物とか、タツ以外の何かに関心を向けようとすると邪魔をしてくる。
後は追いまわすわ、ヤキモチを焼くわで、まるでストーカーだ。
世の中には何億人も人間がいて、面白いことだって山のようにあるんだよ、タツ。
ちょっとはお母さんにも自由をちょうだいよ。
でもこんな話を教会のセルの人たちに話すと「いいわねぇ~。可愛いわよ~。うちの子たちなんてもう大きくなっちゃって『お母さんはあっちに行って!』なんて言われちゃうのよぉ~。今が一番幸せなのよぉ~。」と力説されてしまった。
まあ、確かにこんなに一人の人間から慕われるのは本当に貴重な時間なんだよね。
タツが大きくなって「お母さん、ウザイ」とか言われたら見せてやるために、タツのストーカーぶりを今のうちにビデオにでも撮っておこうかな?