あたしが入院生活を送ることになった病室は、産科病棟の一番手前にあった。
三人部屋でもとはリカバリールームだったらしく、薄い壁(コンクリートではなく石膏ボード)一枚隔てて隣はナースセンター、廊下の向かい側はトイレとシャワー室だった。
なので病室と言えども人の通りが頻繁で、10分おき位にナースコールが聞こえ、他の患者さんがトイレやシャワーを使うたびに水の音が響くし、かなり賑やかな病室だった。
初日は「こんな音の中で5日間も過ごしたらストレス溜まりそう・・・。」って思ったけど、結構慣れてくると静かな時間はちょっと寂しくなってしまうようになった。
昼間になると、なぜかナースセンターの前には車椅子にお婆ちゃんが3人。
昼間の間ずっといる。
そしてそのうちの一人のお婆ちゃんは「○○ちゃ~ん!」とか「△△ちゃ~ん!」と大きな声でず~っと誰かの名前を読んでいた。
唯一静かだったのは食事の時間のみ。
授乳の時間産婦さん達とその話題になり助産師さんに聞くと、その三人組みのお婆ちゃん達は認知症のお婆ちゃんで、呼んでいるのはそのお婆ちゃんのお子さんの名前だそうだ。
寂しくなると面会時間じゃなくてもずーっと名前を読んでいた。
一人の産婦さんが「なんでいつもナースセンターの前にいるんですか?」って聞くと、助産師さんはちょっと困った笑いをしながら「目を離すとちょっと大変なことになるから、ナースセンターの前にいてもらって、仕事をしながら面倒をみているのよ。」と言っていた。
昼間の間になるべく起きていてもらわないと、夜にいろいろと困ったことをしてしまうらしい。
「まだ寝ちゃダメよ。」とか「息子さんは今日の夕方来るからね。」とかお婆ちゃん達に話しかける声がよく聞こえた。
なぜかお婆ちゃん達にとって都合のいい話は一度で理解するんだけど、ちょっと都合の悪い話だと聞こえないのか、とぼけるのか「んん?」って感じで、聞いていてちょっと笑ってしまった。
朝の八時半と夜の十一時頃になると引継ぎの打ち合わせが聞こえてくる。
「211のみわ~んさんは・・・。」って話になると耳がダンボ状態よ。
特に異常は無いから聞いてても仕方ないんだけど。
お産の次に日に初対面の看護婦さんが「みわ~んさんは3時間半で産んじゃったんだって?」とか「お子さん3人目じゃ余裕よね。」とかあたしについていろいろと詳しく知っていたのも、こういう引継ぎをしっかりしているからなのねと、妙に納得してしまった。
それにしてもたくさん患者さんがいるのに、一人一人のことを把握するのは大変だろうな。
看護婦さんのお仕事は夜中も続くのよ。
夜もナースコールはひっきりなしになるし。
例のお婆ちゃん達が鳴らしたり、お婆ちゃん達と同室の人が苦情のために鳴らしたりしているらしい。
産科病棟もあるから、夜中に急なお産の電話が入ったりもするし。
あと、マタニティーブルーになった産婦さんが夜中に泣きながらナースセンターに駆け込んで、助産師さんにカウンセリングを受けている声も聞こえてきた。
夜勤の看護婦さんは朝の回診の時もニコニコ笑顔で接してくれる。
本当に好きじゃなきゃできない仕事だよね。
あたしの友達にも何人か看護婦さんがいるけど、彼女達もこんな風にお仕事しているのねとしみじみ思った。看護婦さんって女の子の憧れの職種(今は違うかな?)だけど、憧れだけじゃ続かないよね。
今回の入院を通して普段知らなかった看護婦さんのお仕事を少し知ることができて、良かったわ。
今度看護婦さんの友達に会ったら激励してあげなきゃね。
看護婦さん、いつも本当にお疲れ様です。そしてありがとうございます。
三人部屋でもとはリカバリールームだったらしく、薄い壁(コンクリートではなく石膏ボード)一枚隔てて隣はナースセンター、廊下の向かい側はトイレとシャワー室だった。
なので病室と言えども人の通りが頻繁で、10分おき位にナースコールが聞こえ、他の患者さんがトイレやシャワーを使うたびに水の音が響くし、かなり賑やかな病室だった。
初日は「こんな音の中で5日間も過ごしたらストレス溜まりそう・・・。」って思ったけど、結構慣れてくると静かな時間はちょっと寂しくなってしまうようになった。
昼間になると、なぜかナースセンターの前には車椅子にお婆ちゃんが3人。
昼間の間ずっといる。
そしてそのうちの一人のお婆ちゃんは「○○ちゃ~ん!」とか「△△ちゃ~ん!」と大きな声でず~っと誰かの名前を読んでいた。
唯一静かだったのは食事の時間のみ。
授乳の時間産婦さん達とその話題になり助産師さんに聞くと、その三人組みのお婆ちゃん達は認知症のお婆ちゃんで、呼んでいるのはそのお婆ちゃんのお子さんの名前だそうだ。
寂しくなると面会時間じゃなくてもずーっと名前を読んでいた。
一人の産婦さんが「なんでいつもナースセンターの前にいるんですか?」って聞くと、助産師さんはちょっと困った笑いをしながら「目を離すとちょっと大変なことになるから、ナースセンターの前にいてもらって、仕事をしながら面倒をみているのよ。」と言っていた。
昼間の間になるべく起きていてもらわないと、夜にいろいろと困ったことをしてしまうらしい。
「まだ寝ちゃダメよ。」とか「息子さんは今日の夕方来るからね。」とかお婆ちゃん達に話しかける声がよく聞こえた。
なぜかお婆ちゃん達にとって都合のいい話は一度で理解するんだけど、ちょっと都合の悪い話だと聞こえないのか、とぼけるのか「んん?」って感じで、聞いていてちょっと笑ってしまった。
朝の八時半と夜の十一時頃になると引継ぎの打ち合わせが聞こえてくる。
「211のみわ~んさんは・・・。」って話になると耳がダンボ状態よ。
特に異常は無いから聞いてても仕方ないんだけど。
お産の次に日に初対面の看護婦さんが「みわ~んさんは3時間半で産んじゃったんだって?」とか「お子さん3人目じゃ余裕よね。」とかあたしについていろいろと詳しく知っていたのも、こういう引継ぎをしっかりしているからなのねと、妙に納得してしまった。
それにしてもたくさん患者さんがいるのに、一人一人のことを把握するのは大変だろうな。
看護婦さんのお仕事は夜中も続くのよ。
夜もナースコールはひっきりなしになるし。
例のお婆ちゃん達が鳴らしたり、お婆ちゃん達と同室の人が苦情のために鳴らしたりしているらしい。
産科病棟もあるから、夜中に急なお産の電話が入ったりもするし。
あと、マタニティーブルーになった産婦さんが夜中に泣きながらナースセンターに駆け込んで、助産師さんにカウンセリングを受けている声も聞こえてきた。
夜勤の看護婦さんは朝の回診の時もニコニコ笑顔で接してくれる。
本当に好きじゃなきゃできない仕事だよね。
あたしの友達にも何人か看護婦さんがいるけど、彼女達もこんな風にお仕事しているのねとしみじみ思った。看護婦さんって女の子の憧れの職種(今は違うかな?)だけど、憧れだけじゃ続かないよね。
今回の入院を通して普段知らなかった看護婦さんのお仕事を少し知ることができて、良かったわ。
今度看護婦さんの友達に会ったら激励してあげなきゃね。
看護婦さん、いつも本当にお疲れ様です。そしてありがとうございます。