二年生になったヒカの本日の宿題は、「時計の読み方」のプリントだった。
最近の子どもはデジタル時計の方が馴染みがあるせいか、アナログ時計の読み方がなかなか分からないらしい。(ヒカだけか?)

今日ヒカは放課後めいいっぱい外で遊んできたので、宿題をする時間があたしの夕食作りの時間とかちあってしまった。
忙しい時に限って「お母さん、ここ分からない~。」って言ってくるのよね。
特に今日の夕飯はハンバーグだったから、肉を手でコネコネしている時にそんなこと言われてもすぐには対応できなかった。なにせ手が肉まみれだし。
そこであたしの優秀なアシスタント、ピトチに助っ人を頼むことにした。
「ピトチ、ヒカの宿題見てやってよ。」
「うん、わかった。」とピトチは快く引き受けてくれた。

ヒカは、まず短針で時間を読む時、数字と数字の間に針がくると何時かわからなくなる。
「数字と数字の間に針がある時は、小さい方の数字がその時の時間なんだよ。」とピトチの説明。
「長針は分だよ。文字盤の数字は5分づつ増えていくからね。」
小さい時から時計とか機械が好きだったピトチは、時計の読み方もすんなりと覚えた手のかからない子だったのよ。
教え方も結構上手じゃない。
「家庭教師のトライ」ならぬ、「家庭教師のピトチ」だわね。
これからも得意な教科をヒカに教えてもらおうかしら?

ピトチとヒカには「赤ちゃんが生まれたらお兄ちゃんとお姉ちゃんがいろいろ教えてあげてね。」と言っている。
「赤ちゃんに教えてあげられるように、学校の勉強も習い事も一生懸命やるんだよ。」と言ったら、ピトチは得意な算数と習っている英語、あと電車のことを教えてあげるらしい。
生まれてくる子も電車オタク決定か?
ヒカはピアノの練習を一生懸命やって、赤ちゃんにピアノを教えてあげるらしい。
目標があるとやりがいもできるわよね。
実際にどうなるかは別としてもね。
本当にそうなったら3番目の子は塾とかお稽古に行かなくても済むから、親としては大助かりだけど。
でも二人ともそれなりに年齢も上がれば知恵も付いてくるだろうから、「お母さん、教えてあげてもいいけど、バイト料はずんでね。」とか言われるんだろうな。
まあその時は思いっきり値切ってやればいいわ。
兄妹が年の離れた下の子にどう接していくのか、今からとても楽しみだわ。