ヒカのピアノのお稽古は最近結構いい感じだ。

これもひとえにみわ~んの忍耐とNGCのみなさんのお祈りの賜物なのだが、前にブログでピアノのお稽古について書いてから、みわ~んは手を変え品を変えてヒカにお稽古を続けさせてきたからでもある。
まさに飴とムチ。
続けているうちに少しづつ譜面が読めるようになり、指も思うように動かせるようになってきたのだ。

まず第一に飴。
お稽古をした後、キャンディーをご褒美にあげることにした。ヒカは自他共に認める「食いしん坊」、そこに付け込むのだ。
可愛い缶にいろんな種類のキャンディーを入れてわざと見える場所に置いておく。
それを発見したヒカが「これなあに?」と聞くまでそれについては話さない。
(でも「これなあに?」と聞いた時点でヒカはそれに何が入っているかは確認済みだ。)
聞かれて初めて「これはさ、ヒカがピアノのお稽古を頑張った時にご褒美であげようと思って用意したんだ。」と答える。
この時、決して「だから早く練習しなさい!」とは言わないのがミソ。
あくまでも自分から練習をするように仕向ける。
いろとりどりのキャンディーに目がくらんだヒカは「今日はまだ練習してないからやろうかなぁ~。」といきなり食いついてきた!みわ~んの作戦勝ちだ。やったね!

でも思い通りにいったのは最初の1~2週間だった。
「とりあえずお稽古をすればキャンディーがもらえるからいいや。」って感じでヒカはずごく雑に練習するようになったのだ。雑な練習のくせにキャンディーだけはしっかり要求するなんて、どういう神経してるんだろう?
「今のはちょっと間違いが多かったからもう二回弾いてみよう。」と言うと「ええ~。」と答える。
「なら、あと二回弾いたらキャンディーをもう一つあげようかな?」と言うと「あと二個くれたら弾いてあげてもいいよ。」と言ってのけた。小学生のくせに駆け引きなんてどういうこと?って感じだ。
大体「弾いてあげる」って言うのも気に入らない、何様のつもりだろうか?

「キャンディー作戦」が下火になった頃思いついたのが「シール作戦」だ。
ヒカはシールが大好き。なので可愛いシールを何種類か買ってきてテーブルの上に置いておく。
それに気がついたヒカが「これなあに?」と聞く。
「ヒカがお稽古頑張ったらテキストに貼ろうと思って買って来たよ。毎日頑張れば毎日貼っていいよ。」と言うと「じゃあ練習しようかな?」とまんまと作戦は成功した。
この「シール作戦」は結構長く続いている。食べるとなくなっちゃうキャンディーと違って、シールは後に残るから何日練習したかが自分でも分かるらしく、励みになるらしい。
励ましって大事なのね。大人も子どもも。練習中はなるべく「上手!」とか「よく出来たね!」という言葉をたくさん使うようにした。ヒカは最初「?お母さん、ちょっと変?」って感じだったが、やっぱり誉められると気分がいいようで、自分から「もう一回弾いてみようかな?」なんて言うようになった。

飴ときたら、ムチよね。
と言っても本当にムチで叩いたりはしないが、ピアノのお稽古をちゃんとしない日はゲームをしてはいけないルールを作った。その代わり前みたいにうるさく「練習、練習!」とは言わない。
「ゲームしてもいい?」って聞いたら「ピアノの練習が終わっていたらやってもいいよ。」と答える。
やらなきゃいけないことをきちんとやったら、好きなことをしてもいいというルールを徹底したのだ。
これはピトチも同じ。宿題をやらなければゲームはできないことにしたら、自分で時間を見ながら考えて行動するようになった。
「ゲーム禁止令」効果はテキメン。そんなにゲームって楽しいかね?
うちはゲームは一日30分と決まっているのだが、自発的にやるべきことを全部終わらせた場合にはサービスで10分、20分と延長可能にしている。これが子どもには嬉しいらしい。

あと、練習中にやる気のない態度をした場合は、その場で練習を終了する。
途中で練習が終わった場合はシールもキャンディーももらえない。泣いてもわめいても絶対にあげない。欲しいなら最後まで集中して真剣にやらなければならないようにした。ただダラダラやってても身に付かないし、お互いにストレスが溜まるだけだもんね。

でも一番効果があるのはやっぱりみわ~んがキレることなのだが、これは本当に最終手段にしたい。
子どもにとっても良くないし、なによりキレた後は疲れるからだ。家庭の雰囲気も悪くなるよね。
いかにみわ~んがキレずに、しかもヒカが気分良くお稽古ができるか、それは飴とムチのバランスにかかっている。本当は飴もムチもなしに、お互いに気持ちよくお稽古ができるといいんだけど、それはまだまだ先の話になりそうだ。