腸活と片頭痛の深い関係
「腸を整えると頭痛が軽くなる」こんな言葉を聞いたことはありませんか?実はこれは単なるイメージではなく、近年注目されている“腸–脳軸”という仕組みで説明されています。腸内環境が乱れると腸の粘膜バリアが弱まり、炎症物質や細菌由来の物質が血液へ漏れ出しやすくなります。本来は肝臓で処理されますが、負担が大きいと処理しきれず全身を巡り、脳の血管や三叉神経を刺激し、片頭痛の引き金になることが分かってきました。特に酪酸産生菌(酪酸菌)と呼ばれる“腸を守る菌”が少ないと、炎症が起こりやすく、頭痛が出やすくなります。実際、私自身も食事を変えることで片頭痛がほとんどなくなった経験があり、「腸で吸収されたものが体をつくる」という視点からも、腸内細菌と片頭痛の関係は非常に深いと感じています。■ では何を食べて、どう整えるか? 食物繊維を増やす(野菜・海藻・豆・雑穀) 発酵食品を少量ずつ継続(納豆・味噌・ヨーグルト) 良質な脂(オメガ3)+タンパク質を適量 よく噛む・夜食を控えるなど“消化の負担を減らす”■ 特に「酪酸菌」に注目すると…日本人は酪酸菌をもともと多く持っていますが、酪酸菌のエサ(プレバイオティクス)を一緒に食べることでさらに腸内で育ちます。酪酸菌が増えると→ 腸のバリアが強くなる→ 炎症が減る→ 頭痛が起こりにくい体質へという良い循環が生まれます。■ おすすめの“酪酸菌を育てる食材” 冷やご飯・玄米 海藻 きのこ 納豆・漬物 味噌汁毎日の食事に少し取り入れるだけでも、腸は確実に変わります。ぜひ意識してみてくださいね。よろしければクリックをお願いします。にほんブログ村頭痛・片頭痛(偏頭痛)ランキング