前頭側頭葉変性症の父の症状のせいで
訳が分からなくなった母

具体的にアップしていなかった気がしますが
ひとつひとつ振り返ると



朝起きる時間を決められる
(これは私にも言っていた)
早起きはダメらしい

顔を洗うのも
6時起床から6時半の体操に出掛けるまでの20分弱で済まさなければならない

トイレの水とトイレットペーパーを無駄遣いと言われたのか
ダブルだったのがシングルになり
母は少ししか使わず水も流さない

昔からそうだったと言う父だけど
そんな訳ない

ストーブのつけたり消したりも
湯沸かしポットを毎晩洗うのも

今までずっと父がそうしてきたと言うけど
そんなことを言われることで
母がしてきたことやその記憶が全て否定される

記憶が衰えない認知症の父にとっては
今年からの習慣も当たり前のように
母の日常を書き換えて
母の昔からの習慣はなかったことになっていった

着る物もおかしいと言われたのか
寒いんだけどどうしたらいい?
暑い暑いと何度も着替えたり

母にとっては一番苦痛だったと思う
性的な強要で

私の母はそんなことは許しません
私はそんな風には育てられていません
母のところに帰りますえーん

デイサービスからホームに帰宅して
部屋に入った途端に父がまとわりつき

父が座っているソファにも近寄れず
立ち尽くす母に

私からのテレビ電話があっても
一時的にしか助けられない

後から気付いたのは
暑い中 下着を2枚ずつ身につけていた
パジャマのまま寝ていたのも
拒否の表れなのではないかと思う



そんな毎日なら忘れたいし
忘れないと生きていけないし
生きていたくもないし

毎朝目が覚める自分が
まだこの世に居ることが悲しくて

これがまさに生き地獄なんだろう


父の症状は
対象者(母)を私物化し 殺してしまっても平気な病気

どこの精神病院でもそう言われた


なんとか間に入って
父の治療を再開したけれど

父が治療をやめたらまた元に戻る


いっそ 父がさっさと母を殺してしまえば
母が想いを馳せる方たちのところへ行けるのではないか?


自殺も殺人だから地獄に堕ちると教わった私には、殺されたら天国に行けるのかはわからない


やはり母が天国に行く近道はないのかな





みわの りんご🍎