いつもここで紹介しているRINGOLOGYさんでは変わったマリッジリングを作っています。

例えばコレ

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何かわかります?

わかる方がスゴイです、これ実は漆黒の金属と言われるタンタルとゴールドやシルバーの合金なんです。

黒がゴールドやシルバーを燻したような色合いに仕上げています。

ダマスカス鋼のような独特の美しさがあります。

鉱物を自由に操れるっておもしろいですね、反対にもっと光沢を出してりも出来るみたいです。

青い金属以外にもいろいろ出来て非常に興味深いですね。
ここで何度か登場しているRingologyの廣瀬さんの工房では
ジルコニアを加工して青い金属の指輪などを作られているとのことですが、

これは宝石などのジルコニアに近い膜が指輪を覆い、電解液中で通電することで
生成した酸化膜の微細構造が構造色を持つようになります。

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この構造色と言うのは、美しい蝶や孔雀の羽などと同じように、光の干渉作用によって起こる発色現象です。
酸化膜の表面で反射する光と、膜の奥や金属表面で反射する光とが干渉することで、
特定の色に発色するのです。

温度の厳密なコントロールによって、青色だけでなく

スカイグリーン
スカイブルー
クリアーブルー
サンセットイエロー
サンセットオレンジ
サンセットピンク
ロイヤルパープル
サンセットブラック

と廣瀬さんのブログでは書いてあります。

ですのでわずかな職人技とも言える温度調節によって
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こんな色や


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※本人より転載の許可はいただいています。

このような自然界に近い美しさが出せるわけです。


ちなみに廣瀬さんですがジルコニウムだけではなく
本来は希少金属の指輪加工が専門とのことです。


例えば



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プラチナはもちろん(やっぱりシルバーと違ってプラチナは光沢が白くて美しいですね(^^))


漆黒の金属と言われる黒い金属タンタル
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高純度のサファイア結晶を製造する「るつぼ」に必要で、かつ非常に希少であるレアメタルのイリジウムの指輪

他にも純度は99.9998%の「錆びない鉄」である超高純度鉄などもあるとか(;゚Д゚)!


超高純度鉄は歯科業界でもたまに聞いたことがある程度で精製なんてどっかの研究施設でないと不可能だと言われているのにそれをやってしまう廣瀬さんwww



どんな人が購入されるのか聞いて見たところ、金属の専門家や科学者系の方がマリッジリングに良く購入されるみたいです。

たしかに、希少で、腐食や耐食性、その素晴らしさをわかっている科学者の方からすれば、それで結婚指輪を作るというのはあながち間違いではないですね^^



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青い美しい光を発色するジルコニウム
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とジルコニウムより美しい青色を発色すると言われるチタン
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(これは違うのですが一応チタンの指輪ということで)

チタンは金とかみたいに高いのか?

という話ですが、それほど高くないんです。

地球でも9番目に多い金属で、軽いので戦闘機やメガネ、鍋などにも使われたりします。


では安いんじゃん!って話になるんですが、そうは行かないんですね。


というのもチタンは加工が結構難しくなかなか指輪などには向かない金属なんです。

熱して鋳造もできないのでなかなか思うような形を形成できない。

指輪にする発想そのものがないんです。

でも、腐食しにくい上、金属アレルギーが出にくい金属なので体には優しく歯科医療なんかでもよく使用されるんです。


その腐食しにくいのが独自の酸化皮膜のおかげです。


RINGOLOGYの廣瀬さんは、そのチタンを加工するだけの技術だけでなく、
その皮膜を電解液中で通電を通すことで美しい構造色を発色させ、独自の色を出させているとのことです。