ミネアポリスで起きた警察による暴力行為でGeorge Floydさんがこの世から去った事件から、
連日、抗議運動が起こりニューヨークの街はまた一段と緊迫したムードを取り戻しました。
私の住むブルックリンの地域はまだ比較的穏やかで、昼間は(外出禁止の生活はベースにではありますが、)
普通に過ごしています。でもなんとも言えない空気を感じています。
知り合いのインスタから。
そして、抗議運動に混じり、街中のお店を破壊するグループも現れ、特にマンハッタンではここ数日大変だったそうです。
初めて携帯にアラームが鳴り響きました。
夜11時以降から翌5時まで一切の外出を禁止する知らせです。違反したら逮捕です。
さて昔、学生の時に付き合っていた人がブラックミュージックが大好きで(ラップまでやっていたw)私も同じようにしてはまっていました。
アフリカンアメリカンのファッションやヘア、アートに惹かれる自分がいて、彼らとここニューヨークでお仕事する機会にも恵まれより一層、彼らの背景を知る時間が増えました。
特に、彼らのヘアースタイルに関するものは、とっても勉強になるし、みんな髪の毛に命をかけている!これにも歴史が深く関わっているんです。。。
日本にいるとわからなかった人種差別の根深い問題を、今私はまじまじと感じています。
幸いにもニューヨークではたくさんの人種が入り混じる街なのでそこまでとも思うのですが、
各国から集まる人たちが受けた差別やマイノリティの話を聞くだけで衝撃が走ります。そんな世界があるのだと。
今回起こった一連の流れをただ聞き流すわけにはいかない気がします。もう人ごとではない。そして私たちアジア人差別とはまた異なる歴史背景があります。
今それを観させられている感覚です。未来のために自ら観ているという感覚にもなります。
私はアメリカ市民ではまだありませんが、一人の人間として知性を持ってこの問題に取り組んで行きたいと強く思います。
もっと世界を知って、政治を知って、今生きている世の中で何が起き、起きようとしているかを、冷静な自分の目と感覚でキャッチ必要があります。
そしてこの一連の流れに巻き込まれて、ただただ自分の人生までも疎かになってはいけない。
巧みに操られてはいけない。
そして彼らの死を無駄にすることなく、問題を問題で置いていかず、もう自分の意見を押し殺すことなく主張すべく時代なんだと感じています。
今日朝、インスタを開いたら、みんなの投稿が黒い画面一色。
みんなSNSを通して発しています。今が変わるチャンス。
今のアメリカの動きに興味のある人は、調べてみてください。私たち日本人には届かなかったリアルがたくさんあります。
英語がわかる人は英語で調べてみてください。
私ももう少し落ち着いたら備忘録としてまた書いて行こうと思います。