今、コロナウィルス騒動のせいで
パルスオキシメーターが売り切れてしまって
入手困難だそうです。

転売屋と言われている人達は
マスクを買い占め、体温計を買い占め、
今度はパルスオキシメーター?

だけどメルカリは医療器具は販売禁止ですよね?


ところで、パルスオキシメーターが注目されてきましたが
私がそれを知ったのはネットの5ちゃんねるでの記事でした。

なぜ急変して重症になる人が多いのかを
考察したお医者さんが書いた記事。

普通は血中酸素濃度が98~100と出るので、95ぐらいでも危険だとか…

コロナで急変して運ばれて来る人は皆このパルスオキシメーターでの値がすごく低くて、中には50台まで下がっていた人もいたそうです。

そして本人はそんなに苦しそうにしていないということが不思議で驚愕した
と書かれていました。


その記述を読んで、2年前の母のことを思い出しました。

2年前、食事中に急に吐いて、顔がみるみる土色になり
唇も紫色になった母。
びっくりして背中をさすったりしながら
救急車を呼ぶべきかどうかを相談センターに問い合わせました。

一応、症状は収まりましたが
相談センターの人に救急車を呼んだほうがいいと言われたので
躊躇しながら119に電話しました。

救急隊員が到着した時には
もう母は落ち着いた感じで
私は何か申し訳ない気持ちでいたのですが

その時、隊員の方がパルスオキシメーターで母の血中酸素濃度を調べました。
何度計っても54しかなくて、
それで隊員の方達は急いで病院に母を運びました。
私も一緒に救急車に乗りました。


そして処置室に運ばれ、かなり長い時間待たされた後、
医師が出て来て私に
「肺炎を起こしています。血中酸素濃度がとても低くて
普通ならもがき苦しむレベルです。
溺れている状態ですので…一応覚悟してください」
と言いました。

私はびっくりしました。
ええ?
だってそんな苦しんでなかったよ?
そりゃ一番はじめは喉が詰まって
土色の顔になったけど…
その後治ったのに?

そしてその後母は集中治療室で
人工呼吸器を付けられて
2日ほどそのままでした。

その時に気管を切開して人工呼吸器(くだ)を喉につける手術をするかどうかとか
延命治療を望むかどうかとか
いろいろ聞かれました。


ところが、何とか母は持ち直して
血中酸素濃度も98までになってきました。

結局2週間ぐらい入院した後、無事に退院できました。


その時に血中酸素濃度のことや
パルスオキシメーターのことを学びました。

確かに、値が異常に低くても
本人は平気な感じでいることがあるんだと
母を見た経験で知りました。

平気そうにしていても
実は危険な状態になっている場合がある

それをパルスオキシメーターがあったら見逃さずに済むということなんだと思います。

そう考えると、パルスオキシメーターは
体温計と同様に一家に一台あってもいいのでは?と思います。

ネットで検索したら
この器具の原理は簡単なものらしくて
そんなに精密機械のような複雑なものではないそうです。
だから海外製のものでも大丈夫とか…

だけど今全然売ってないんですよね(-_-;)

中には数千円で売ってたものが数万円に値上がりしていて
ぼったくりもいいところです。


パルスオキシメーター、一般家庭でも手軽に使えるようになったら
高齢者の万が一の時にも役に立つと思います。

コロナウィルス対策にも
自覚症状がない場合でも肺炎になっていることがあるそうなので
あったら便利だと思います。