展着剤のお話し![](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited005_heading_underline.png)
皆さん今日も秋晴れ
清々しい陽気ですが
おかわりありませんか?
今朝は流石に
寒いなぁと感じながらも
外の空気が澄んでいて
気持ちがいいスタートを切れました
しかし
以前からブログに書いている様に
今年は灰色かび病に
悩まされた一年でした
そんなわけで
農薬の勉強を少しずつ
しているところですが
今日は展着剤についてのお話を少し
したいと思います
展着剤を使う理由は
農薬をしっかり行き渡らせて
農薬の効果を発揮させることにあります
種類としては大きく3種類
①一般展着剤
ダインが有名ですね
これはむらなく農薬を散布させる一方
雨には弱いです
②固着性の展着剤
アビオンEなどが有名ですね
こちらはロウなどの成分で
葉に膜を作り
農薬が雨などで流れない様にします
③機能性展着剤
こちらは、むらなく農薬を散布し
さらに農薬の効きをよくしようというもの
アプローチBIなどが有名です
こう聞くと②か③が良さそうに感じますが
それぞれ一長一短あります
③の機能性展着剤は
薬剤の浸透性を良くして
効き目を高めますが
固着させる力は無いか弱い
使用方法を誤ると
薬害が出る可能性もある
一方②の固着性の展着剤である
アビオンEは
薬害の心配は少なく雨に強い
そんな理由ことから
使用しやすいアビオンEが
バラ栽培で勧められているのかなと思います
そうは言ってもアビオンEにも
得意分野・不得意分野があります
先日アビオンEを作っている会社に
質問をしたところ
①アビオンEは薬剤を固着させる力は強い
よって予防剤との相性は良く
ジマンダイセンやダコニールなどでは
公式に発表していないが
効果が認められている
②一方薬剤を満遍なく広げるする力は弱い
殺虫剤との相性が悪いとの報告はないが
スミチオンなどの
接触性の殺虫剤では薬剤が
行き渡らない可能性がある
虫が生えた際は満遍なく散布できる
展着剤を選んだ方が良い
③一部で機能性展着剤と
混ぜるて使用すると効果が高くなる
との話もあるが
メーカーとして確認はしておらず
薬害の発生のリスクもあるので
自己責任でお願いしたい
④結論として
予防剤使用時や梅雨、秋雨の時はアビオンE
治療剤、害虫対策の時は拡散性のある展着材
を選択する方が良い
・・・とのことでした。
なんだか説明が下手ですみません(T ^ T)
とりあえず今日は展着剤のお話しでした
今日もお付き合い頂き
ありがとうございました