先週の水曜日に、長篠SAで車中泊してから新城市の明神山に登山してきました。
明神山(標高1016m)は、愛知県の新城市と東栄町の境にあり、アルプス登山やロッククライミングの練習にもなる山で、ハシゴ、クサリ場、岩場などが多くあり、有名な巨大馬の背もあります。
(写真は鬼岩(おにし)という巨大な岩の一部です)










登山に8時間くらいかかりそうなので、前夜に一番近くにある長篠設楽原PAにて車中泊することに。









車中泊するために後部座席を取り除いたにもかかわらず、脚が伸ばせない車で、なんとか眠りにつこうと思いましたが、明るすぎる上にトラックのアイドリング音の大合唱があまりにもうるさくてほとんど眠れず(汗)









この方は完璧に灯りを遮ってらっしゃる。 これなら眩しさは全く感じないはず。









朝5時半前に起床し、車内にて朝食。
ツナサンドイッチ、ゆで卵、バナナ、野菜ジュース、それから自家製シソジュース。







    

コーヒーくらいは広い場所で飲みたくて、ベンチに座って山を眺めながら飲みました。









  この風景のおかげか、眠れなかったわりには爽やかな気分です^-^
  トイレと歯磨きを済ませたら明神山へ出発です。









7:50 乳岩登山口に到着。
平日にもかかわらず、すでに2台車が停まっていました。
準備体操とトイレをすませてから出発。








    

主な登山コースに、乳岩コース、三ツ瀬コース、柿野北コース、栃木沢コース があり、登りは乳岩コース、帰りは栃木沢コースで乳岩コースの鬼岩まで戻るルートで登山することにしました。












私はレーヨンのTシャツにパンツ付きレギンス、UV手袋、つば広帽子に虫除けネットを装着。
主人は靴と時計とザック以外は全身ワークマンのもの。帽子とグローブの柄がおそろいです。


















乳岩川の流れに沿ってつづく平坦な一枚岩のように見える桟敷岩。
流紋岩質凝灰岩にポットホール(甌穴)があり、湿ったところを踏むとツルツル滑って危ないですが、ダイナミックな岩の風景に気分が盛り上がります。










  







桟敷岩の途中にある水たまりは、透明度の高さと青いトパーズのような色あいがとても美しいです。









木の根だからけの道、岩でゴツゴツの道、石の階段をどんどん登っていきます。































       乳岩の山頂が見えます。






    

左へ行くと乳岩、右へ行くと明神山へ向かう分岐点。
以前乳岩をめぐるショートトレッキングをしましたが、とても楽しかったです^-^
☆ 乳岩トレッキングの記事はコチラ↓
  https://ameblo.jp/miwaha0425/entry-12487288064.html?frm=theme































しばらく木の根や岩の階段を登っていくと、一服ノ岩というのがあったので、ここで一休み。
座れそうな岩や倒木はたくさんあるのですが、湿ってコケが生えているので、ヒルが怖くて座れるものがなかなかありません。









休憩後、沢沿いの道を進みながら、このコースの見どころでもある鬼岩に向かいます。





















    

だんだん巨岩が多くなってきました。ここまでは息が上がるほどでもない山道でした。







    

鬼岩に到着。大きすぎて写真に全体が入りません。
平日にもかかわらず、ロッククライミングを楽しむ方々がたくさんいらしゃいました。






    

       〇で囲んだ中に人がぶら下がっています。









     まだまだ先が長いので、先に進みます。












     

鬼岩ほどではないですが、またロッククライミングする方がいる大きな岩が出現。こちらはハイカラ岩というそうです。






    







    ハイカラ岩をすぎると急登りになってきます。










              ロープ場。









          鬼岩乗越の分岐点を右へ。














     急な岩場を木の根をロープ代わりに上ります。
















             三角の岩くぐり。







          振り返って主人を撮ってみる。








ここから胸突八丁。
胸を突かれたように息ができなくなるほど苦しい急斜面の長い坂道を表している名前で、八丁は約872m。
しばらく急登が続きます。











        急すぎるところにはロープ場。









胸突八丁ノ頭。 長く続いた急登はとりあえずここまでのようです。








胸突八丁ノ頭から少し道がわかりにくいのですが、木の枝に巻かれた白や赤のテープを頼りに進みます。








 山頂まであと1kmの分岐点でお腹がすいてしまい、岩に座ってお弁当を食べることに。








赤飯おにぎり、卵焼き、キュウリの糠漬け、ミニトマト。
食べている途中、ベテランらしき年配の男性数名が「こんなところで食べてるの⁈」と声をかけてこられたので、ついでにヒル情報などいろいろ教えてもらいました。
食べて元気が出たので、先に進みます。



















クサリ場とロープ場の連続。 少し怖いけれど面白かったです^-^







  

  看板が壊れてますが「8合目で有名な馬の背岩」とあります。









このハシゴを登れば馬の背。それにしてもこの細くつるつる滑るハシゴの怖いこと。。。







    

    こちらが馬の背岩。想像していたよりは怖くなかったです。













         馬の背岩から見える眺望。

























   馬の背岩をすぎたら山頂まですぐでした。






    

ここは明神を崇める信仰の山で、かっては三ツ瀬からの信仰登山が盛んだったそうです。









   ありがたいことに、山頂にはトイレもあります。








展望台に上ると、先ほど私たちを追い越して行った方達がお弁当を食べていらっしゃいました。


















   空気の澄んだ日には、富士山も見えるそうです。


















私たちもみなさんの輪に混ぜていただき珈琲タイム。
ここでまたヒルの話で盛り上がり、靴紐を結びなおそうと紐をほどいてみたら、靴下にヒルがひっついていました(汗)
たぶん昼食中に入り込んだのでしょう。
年配の男性が手でひょいとつまんで処分してくれた上に、栃の木沢にもヒルが多いからと、強力なヒルスプレーをかけてくれました。
とても親切で素敵な方でした^-^







  出発前に、泥除けを装着。 これでヒル除けにもなるはず。











地面がふかふかでトレッキングポールが埋まってしまうし、こんな水の無い場所にヒルがうようよいました。
後でヒルを取ってくれた男性から連絡があり、この日はこのコースで100匹以上のヒルを捕獲したそうです。












乳岩登山口へ向かいます。ここからしばらくガレ場が続きます。
























栃ノ木堀という看板がありますが、なんでしょう? 山城でいう堀切的なものでしょうか。























とにかくヒルが多いです。 まるで石や土からイソギンチャクのように生えているいるようにうねっています。







































   ヒルにひっつかれないように、小走りで下ります。
















見覚えのある分岐点に着きました。登りはここを右へ曲がりましたが、まっすぐ行けば栃の木沢コースだったようです。








ハイカラ岩、鬼岩まで来ると、後もう少しだと思っていましたが、単調な山道が続くので、ここからが長く感じました。









    

          唯一ある水場で乾いた喉を潤します。











         人仙橋を渡ればあともう少し。

















やっとのことで桟敷岩に戻ってきましたが、ここまで来ると名残惜しくなって、写真を撮りまくっていました。


















      16:30 無事登山口駐車場に到着!












この日の夕食は、新東名岡崎SAの八丁味噌ラーメン。登山の後のラーメンは美味しいです^-^

☆ 岡崎農場
  http://okazaki-n.com/okazakifarm/














8時間半もかかってしまいまいしたが、とても面白い山でした^-^
難易度は上がりますが、次回は400mもある巨大馬の背に挑戦してみたいです♪




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