5月5日に放映された「サンデーモーニング」(TBS系列)。
「風をよむ」コーナーで「Z世代のデモ参加」をテーマにお話しました。
コメントを以下にupします。
(内容は一部、再編集を加えています)

 

●どんなニュースだったのか?
全米の大学で広がるイスラエルへの抗議デモに対し、ガザの子どもたちの感謝の動画がSNS上に広がっています。若者たちの声はヨーロッパや、日本国内にも広がりを見せています。
5月1日、早稲田大学では学生デモが行われ「ガザでの戦争はイスラエルによる虐殺だ」と訴えました。声をあげた早稲田大学4年の男子学生は、「現地の誰かが実際に声をあげているのが直接届いてくる。国内の問題も国外の問題もつながっている。そういう意味で若者は、おかしいことに『おかしい』と気づける、という点はあると思います」と話しました。
憲法記念日を迎えた3日、広島から参加した女子学生は「核大国の顔色をうかがうばかりの政治は、核兵器のない未来に近づくことはない」「意見が違うことが悪いことではない。いろいろな意見が存在していいと思いますし、お互いをいがみ合ったり否定し合ったりするのではなく、尊重し合うことは必ずできると考えています」と話しました。
声をあげ始めたZ世代の若者たち。その思いは世代を超えて広がりを見せるのでしょうか。

●コメント
私は1995年、阪神・淡路大震災とかオウムの地下鉄サリン事件があった年に大学に入学しました。当時は「自分が真面目に暮らしていけば世の中はどんどん良くなる」という幻想を抱いていたんですね。

でもこの30年間、日本は賃金も上がらず、経済も良くならず、結果として問題ばかりが噴出しています。自分も若い頃からもうちょっと、声を上げることを意識していれば良かったと感じています。だからこそ今、若い人たちがデモに行ったりしているのはすごくいいことだと思っています。


デモは意見表明、政治参加の一手段です。一部の大人や、若い人の中にも『デモは暴力的だ』と考える人はいますが、それは単に意見を表明するということに慣れていないからだと思います。
自分の意見を持ち、表明するということは、すなわち自分の人生を生きるということ。それを老若男女問わずにしっかりやっていかなければいけないと、Z世代の行動を通して改めて気付かされました。

 

【構成・編集=松岡瑛理】

 

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