5月5日「サンデーモーニング」(TBS系列)で
「衆議院補欠選挙で自民党が3敗」をテーマにお話しました。
コメントを以下にupします。
(内容は一部、再編集を加えています)

 

●どんなニュースだったのか?
4月28日に投票が行われた衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の

3つの補欠選挙は、いずれも立憲民主党が勝利し、自民党は全敗しました。
 

このうち東京15区では、9人が立候補し、維新の(3位)と無所属(2位) の候補者を押さえて、立憲民主党の新人が当選しました。

同選挙区では、裏金と異なる汚職事件で2人続けて元自民党議員が逮捕されており、逆風が吹く中、自民党は候補者を擁立できませんでした。

長崎3区も裏金事件で辞職した谷川前議員の選挙区で、同様に苦戦。

自民が唯一候補者を立てた島根1区でも、立憲民主党の新人が自民の新人を押さえて当選しました。島根県は衆議院選挙に小選挙区制が導入されて以降、全国で唯一、自民党が選挙区の議席を独占していましたが、今回初めて議席を失うことになりました。


急速に求心力を失いつつある岸田総理。今回の結果を受け、自民党内からは「次の総選挙は岸田総理では戦えない」との声も聞こえていますが、この先、どうするのでしょうか。

●コメント
今回補欠選挙が行われた東京15区、島根1区、長崎3区ですが、2021年の衆議院議員選挙と比べてみると、いずれの区でも投票率が下がっているんですよね。

自民党がどんな不祥事を起こそうが、投票率は上がっていかない。

代わりに「投票に行かない」という間接的な行動が、自民党への批判になって表れているようにも感じています。
選挙権は直接的に政治参加できるすごく貴重な経験。

それなのに、行使をしなくていいのでしょうか。

一部の市民の間で政治参加の機運が高まっていると感じる出来事もあります。

2020年以降のコロナ禍以降、『なぜ君は総理大臣になれないのか』『センキョナンデス』『NO 選挙,NO LIFE』『映画 ○月○日、区長になる女』『ヤジと民主主義』など、選挙関係のドキュメンタリー映画がヒットしていることがそうです。

ただ、それが全国的な広がりをもたらすまでには至っていません。


かといって、ここで諦めれば裏金問題もそれ以外のことも含め、

色んなことが結局うやむやなままになってしまいます。

本来はもっとたくさんの議員が辞職していてもおかしくはありません。

現在の政治状況をどうするか、投票を棄権するのではなく、私達市民はもっと考えていかなければならないし、行動するべきではないか

もちろん選挙権の行使だけでなく他の主張だってできるはずです。

そのことを言い続けようと思っています。
 

【構成・編集=松岡瑛理】

 

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