「弁護士三輪記子のYouTubeチャンネル」、バックナンバーご紹介編。
今回のゲストは弁護士の南川麻由子先生です。
「結婚の自由をすべての人に」訴訟の現在地点ということで、同性婚の実現への道のりに
ついてお話をお聞きしました。
⇒動画はこちらから
2019年2月14日に全国4か所での一斉提訴で始まった
「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、
法律上の性別が同じカップルが結婚できないことが憲法違反だと正面から問う、
日本で初めての訴訟です。
札幌、東京(1次と2次)、名古屋、大阪、福岡の各地裁で審理がなされ、
2021年3月に札幌地裁で違憲判決が出て、2022年6月に大阪地裁
(合憲との判断)、11月に東京地裁で第一審判決(違憲状態との判断)が出て、
それぞれ現在控訴審が係属中です。
2023年5~6月には、名古屋地裁、福岡地裁でも立て続けに第一審判決が出る予定です。
同性同士では結婚できない現行法制は結婚の自由の不当な制約であり、
憲法13条、14条24条に反して違憲であるという問いかけに対し、
司法はどうこたえるのか…そして国会は当事者の声に耳を傾けて動くのか…
皆さまもどうぞご注目ください!
全国の「結婚の自由をすべてに」訴訟の内容や予定等については
下記でご確認ください。
· 「公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」のサイト
■関連twitterアカウント
少数派の権利実現を当事者の手にのみ委ねるとすると、
立法過程ではなかなかそれが実現できません。だからこそ司法の役割があるわけですが(裁判所は「少数派の人権保障の最後の砦」といわれたりします。)、
司法でもなかなか思い切った判決が出されているとまではいえません。
そこで、立法機関に動いてもらうには、多くの人の力が必要です。
「自分には関係ない」と無関心でいることは誰かの尊厳が傷つけられ続けることに
間接的かもしれないけれど加担しているに等しいことといえます。
今、多くの当事者が立ち上がり、声をあげています。支援している人も多くいます。
そして同性婚法制化が必要であるという理解が社会全体に広がりつつあります。
一方で、国会での検討は一向に進んでいないのが現状です。
みなさんひとりひとりのご理解・ご協力が必要です。是非、上記HPなどをご覧ください。
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弁護士の三輪記子(ミワフサコ)です。
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