こちらは振り返りブログです。

あんなニュースあったよなぁ…という感じでご覧くださいませ。


さて、2019年3月6日のビビットは、こんな感じでした!

●デヴィ婦人 横領の元経理に判決 単独取材

●中国 ペットビジネスの闇

●埼玉にムーミンバレーパークがオープン


●お悩み法律相談ショー
 →今回は、熟年離婚のトラブル。
 結婚して30年の主婦。結婚当初は幸せな生活を送っていましたが、数年すると、夫が仕事に没頭するようになり、家庭で口をきかなくなっていきました。
 子どもが思春期を迎えた後の10年間は、夫婦間の会話もなくなっていました。妻は子どもの独立と夫の定年退職を機に離婚を決意。はたして、離婚はできるでしょうか?できないでしょうか?

 

 今回の事例についての答えは「できない」。

 実際の裁判では、このような判決が出されました。
 (平成13年12月16日、東京高裁)

夫には妻の立場を思いやるという心遣いに欠ける面があったことは否定できないものの、格別に婚姻関係を破綻させるような行為があったわけではない。妻の離婚の意向が強いことを考慮しても、現段階で、婚姻関係が完全に破綻しているとまで認めるのは相当ではないというべきである。


 簡単に書くと、「DVや不倫などの深刻な理由があったわけではなく、仕事人間だけを理由に婚姻関係が破綻していたとは言えない」という内容です。

 はたして、愛情がなくとも夫婦生活は続けないといけないのでしょうか。判決は次のように続きます。

訴訟の結果を受けて、今一度長年にわたって形成されてきた婚姻関係につき再考し、和合のための努力が試みられるべきである。それでもなお関係の修復が図れず、いずれかが離婚を選択したいと考える場合は、その段階で再度離婚の当否について検討するという道筋を採るべきである。

 →と、「この判決」は述べていますが……

        しかし、今も似たような事案で同じように離婚を認めないとする判決が出るのか??というと微妙なのではないか、と考えます。もしかしたら似たような事案でも離婚が認められるかもしれません。夫婦が10組いれば10通りの夫婦関係があり、100組いれば100通りの夫婦関係があります。裁判所の判断も必ず同じようになるわけではありません。離婚で迷っている方、突然配偶者に離婚を突きつけられて困っている方は弁護士に相談することをオススメします。

【共演者】
MC:国分太一さん、真矢みきさん
出演:堀尾正明さん(ニュース雑学おじさん)、原晋さん、三輪記子

 

 

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