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昨日のキャスト の特集は,

「最期」を生きる(自然な死を看取る)

でした。

ご覧になっていた方はお分かりかもしれませんが,

すみません,ちょっと涙があふれてしまいました。

私自身,父がくも膜下出血で倒れてから3年以上が経ち,

倒れたと同時に直腸ガンも発覚し,

父は体中,大手術を受けることになりました。

当時,私は弁護士になってばかりで,

これからようやく父に

弁護士になった私の姿を見てもらいたかったときに,

父は病に倒れてしまいました。

父も定年退職をして,これから好きな本をたくさん読んだり

旅行に行ったりしてすごそうと思っていたところだったでしょう。

それが今やできなくなってしまいましたが,

母の介護を受けながら,父は今も生きてくれています。

ほんとうにありがたいことだと思っていますし,

出来る限り長く生きていてほしいと願っています。

今の私があるのは両親のおかげです。

どんな「最期」を迎えたいのか,あるいは迎えさせてあげたいのか,

それはどのように「生きる」かにつながります。

何を「幸せ」ととらえるかにつながります。

昨日のキャストの特集は取材に長い時間をかけられていて

静かだけれど胸をうつものがあり,

とても考えさせられました。

今思うと,つまらないことでたくさんケンカをしたけれど,

基本的に,父は私を全肯定してくれる,とても寛大な人でした。

今,私は,顔だとか性格だとか,いろんなところが父に似ているところを

誇らしく思っています。

そんなことを父が元気なときに伝えることができなくて

反抗してばかりだったので,ちょっぴり後悔しています。



プロフィール (松竹芸能)

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