京都の弁護士の三輪記子(みわふさこ)です。

弁護士の仕事って何?

という中学生の問いについて,昨日のブログで書かせていただきました。

簡単にいうと「トラブルを抱えた方のお手伝い」ということになるのだと思います。

タイトルの「DV」もそんな「トラブル」の一つですが,

このDV問題の難しいところは,

DVの被害者も加害者も

自分が被害者であると自覚できなかったり,

自分が加害者であると自覚できなかったり,

あるいは,自覚があったとしても

「自分が悪いから暴力や暴言をされてしまうんだ」と思っていたり,

あるいは

「相手が悪いから自分のしていることは正当なことだ」と思っていたりするところにあります。

こういったある種の思い込みは,当事者だけでなく,

家族にもある場合があります。

婚姻関係にある男女間にDVの問題がある場合には,

行政機関にシェルターがあったり,

裁判所の手続を経て「接近禁止命令」などを出してもらえる場合があります。

もし,ご自身が「これってもしかしてDVなのかな?」と思う場面があったり,

あるいは周囲の方で「あの人ってもしかしたらDVの被害を受けてるんじゃ??」と

思われる方がいた場合には,

是非,「弁護士に相談してみたら?」と声をかけてみてあげてください。

どんな弁護士に相談していいのか分からないときには,

各都道府県の弁護士会にお問い合わせいただいてもいいと思います。

弁護士には法的知識と,それに基づく解決手段の知識がありますし,

研修会も行われていますし,常にいろんな勉強をしたり,

事件を通したノウハウも持っています。

DVのDはドメスティックのDであり,

家庭内部のことであり,当事者だけで解決することが困難な事例も少なくありません。

信頼できる家族や友達に相談することももちろん有益ですが,

法的知識,経験を持った弁護士に相談することも

選択肢のひとつに,アタマの片隅においておいていただければ,と思います。

女性じゃないと相談しにくい・・・ということも多々あると思います。

最近は,全国的に女性弁護士の数も増えています。

弁護士会に相談される場合も「女性弁護士を希望します。」と

伝えて戴ければ,そのように対応してくれるはずです。

今の状況を変えるために,まずは勇気を持って第1歩を

踏み出していただきたいと思っています。



キャスト (ABC朝日放送毎週月曜日から金曜日16:58~)

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