京都の弁護士の三輪記子（みわふさこ）です。
紛争（トラブル）の解決方法の，ある意味究極の方法が「裁判」です。
「裁判」って聞くと，なんとなく「いやだな・・・」と感じられる方が多いと思います。
しかし，紛争（トラブル）の解決（決着をつける）ためには
最終的には裁判という手段をとらざるをえないこともあるのです。
ただ，紛争（トラブル）解決のために，「裁判」という手段しかないのかというと
そうではなく，
当事者間の「話合い（任意の協議）」の延長線上に，
第三者を交えての話合いとして，「調停」や「ＡＤＲ」があります。
調停もＡＤＲも方法は同じですが，
調停は裁判所という公的機関が主宰しておりますが，
ＡＤＲは民間機関がしているものという大きな違いがあります。
民間運営であることによって，
柔軟（融通が利く。例えば管轄。
裁判をするとなると，適法に管轄裁判所に対して訴訟提起や申立を
しなければなりませんが，ＡＤＲは管轄を気にせず，
申立人や相手方の都合によって申立地を自由に選択できるメリットがあります。）
な紛争（トラブル）解決がのぞめるといえます。
このような紛争解決手段をたくさん知っているというのも
法律の専門家ならではです。
弁護士さんに一回会っちゃうと
絶対に依頼しなくちゃいけない？！などと
思われている方がいらっしゃいますが，
そんなことはありません。
法律相談だけでもＯＫです。
抱えていらっしゃる紛争（トラブル）に適した手段は何なのか？
そんなご相談も承っているのです。
ＡＤＲでは，例えば医療問題（治療ミスとか）や
相続問題，離婚問題，
お隣さん同士の紛争
不動産賃貸借をめぐる紛争，
取引上のトラブル
などなど様々な紛争の解決にお役にたちうると思います。
今，トラブルの無い方も，
心の片隅に「ＡＤＲ」というメモを残しておいてください！
いつかふと思い出して，お使いいただくことがあるかもしれません。
冒頭の写真は，北海道で全国仲裁センター連絡協議会に出席した翌日に
旭山動物園で撮った写真でした！！
北海道は一昨年。昨年は京都。今年は愛媛（松山）です！！
キャスト （ABC朝日放送毎週月曜日から金曜日１６：５８～）
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