京都の弁護士の三輪記子(ミワフサコ)です。

刑事系に限らず、

司法試験の受験生の方々に、

答案を書く際に意識してほしいことがあります。

それは、「何の為の試験か」です。

とりあえず司法試験に通れば良いとかいう気持ちではなくて、

司法試験合格後には、

研修所や実務研修があり、

それもすぐに終わって

二回試験があり、

そのあとには実務が待っているわけです。

今の受験勉強が、

修習、二回試験、実務につながっているのです。

その点を意識して、しっかりとした勉強をしてほしい、

と切に思います。

そうすれば、説得的な論述を展開しなければならない、

ということにお気づき頂けると思うのです。

私が大学生のときに、

誰が言ってたのか忘れちゃったのですが、

刑事系科目は、

「人に罪を成立させ、罰を受けさせる科目である以上、厳格さが要求されるのは当然だし、

その厳格さは試験の論述に反映されて当たり前なのだ」

と聞きました。

誰に言われたのかは忘れてしまったのですが、

そのコトバを忘れたことはありません。

人に罪を負わせ、罰を与える手続が厳格であらねばならないのは当然です。

自分の答案はどうだろう??

といつも自問自答していました。

勉強するときも、自分に厳しく、

日々、研鑽を積んで頂きたい、

と思います。

(とはいえ、受験生のころの自分を振り返ってみても、

まだまだ改善の余地があったからな…

自戒の念を込めつつ。)

頑張れ、受験生!ブログでした。



キャスト (ABC朝日放送毎週月曜日から金曜日16:58~)

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