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ソナチネ


北野武監督の作品です。


「ソナチネ」とはイタリア語(音楽用語)で


「内容・形式ともに小規模なソナタ。小奏鳴曲。」という意味だそうです。


ピアノを習っていた人は耳に馴染みのある言葉だと思います。


(ピアノの練習の過程で必ず「ソナチネ」弾きますよね。)


それでは,「ソナタ」とは


器楽曲で(声楽曲ではない)複数の楽章から構成される曲」


を指すのだそうです。



この映画は,公開後に,ビデオをレンタルして(当時はまだビデオでした)


何度も何度も見ました。


そして,これを繰り返しみていたのが高校生のときなので,


高校2年生とか,3年生のときの記憶,


私にとっては大学受験を控えた微妙な時期の記憶と


とてもリンクしている映画です。


この映画の幸というヒロインは,女性があまり登場しない(といわれている)


北野武監督作品の中で,


私が最も好きなヒロインです。


陽気だけど陰があって,


ばかなふりをするけど感受性が強く,


繊細だけど芯が強い。


そんなイメージです(あくまでイメージね!!)


林(っていうか森だっけ?)の中で,


幸が自分の着ていたTシャツをめくりあげるシーンとかも大好きです。


それだけでなく,好きなシーン,好きな色,


視覚に訴えかけてくるあの感じ。


セリフ(言葉)は多分とても少ないのに,


何かが心に飛び込んできたり,えぐられたりするあの感じ。


大好きです。


今書いていて思ったけど,


幸のイメージは


多分,こういう女性が好き,っていう私の憧れが投影されていて,


「何かが心に飛び込んできたり,えぐられたりするあの感じ」は


私が高校2年生,3年生のときに


なぜだかわからないけれど日々感じていた


「あの感じ」なのだと思います。



ちょっと血の気の多かった私は(今も?)


よく同級生の男の子と喧嘩を(口げんかです)してました。


(よく映画でのバイオレンスが「暴力を礼賛するのは反社会的」みたいな

 ことを言われるけれど,

 映画という虚構の世界での暴力と

 現実の暴力は全く別ものだし,

 そんな区別ができないこと自体が大問題だと思います。

 暴力的(のようにみえる)かもしれない表現が

 心を動かし,映画を見る前と見た後の自分が

 違う自分になれたり,

 心が動いて体がリラックスできたり,

 そんな作用もあると思うんですよね。話それちゃったけど。)


そんな,いわゆる多感なときを一緒に過ごした友人は


今も仲良くしてたりしますよね,やっぱり。


とはいえ,みんな様々な方向で,別々の人生を歩んでいるから


なかなか会うこともなくなったけれど。


最近,めっきり映画を見る時間がないわ・・・


と思って,ふと書いてみました。


ごくごく私的な映画「ソナチネ」への思い。


ようするに,大好きってことですねー。


まだまだ書きたいことはあるけど,今日はここで!!


(なんか,受験のときのことを書こうと思ってたけど,やっぱり話がそれちゃった。。。

 脱線するの,課題やわん。)




キャスト (ABC朝日放送毎週月曜日から金曜日16:58~)


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