こんにちはおねがい


今日はそんなに暑くもなく
気持ちの良い天気でしたね。


外来看護師として働いていると
患者さんに対していろんな処置を
するんですが
苦手に感じる処置もあります。

新人の頃は
やっていけばそのうち慣れるかも
勉強すれば出来るようになるかも
という希望を持てましたが

何年も経つと
『ああ、この処置は苦手なんだな。』
とはっきりしてくるので
辛いところですぼけー



何年たっても採血や点滴など
患者さんに針を刺す処置は
緊張感がありますが

採血をしながら小さな機械を
操作しなければいけない処置
があって
それが何度やっても不安なのです。



採血でとった血液を
機械にかけて成分を調べます。

何本かスピッツに血液を入れて
患者さんの腕にテープを貼ったり
圧迫するよう声かけしたり
という普通の採血の手順の他に

チップに血液を垂らしたり
ボタンを押したり
出てきた数値を紙に書き取ったり

という作業が加わり


血液はもたもたしてると
固まってしまうので
時間制限もあります。


手先が器用ではない私は
何度やっても上手くできるか
不安でショック
かなり負担に感じているんですが

でもうちの職場では当たり前に
一人でやる作業で

緊張しながらも毎回1人で
やっていました。



今日はその処置をしようとしたタイミングで
病棟に応援に行くように言われたので

他のスタッフにお願いしたところ


『それか~あせる嫌だな~ぐすん』と言われました。

ん?びっくり

『苦手ですか?』と聞くと

『苦手ですよ。不安だし..』と。

彼女はそう言いながらも
引き受けてくれましたが


そのとき
不安だと感じてるのは
私だけじゃないんだと
気がついたんです。

みんな当たり前のように
1人でやっていることだから

自分だけ『不安で出来ない。』
なんて言えるはずないと
思っていました。

もしかしたらみんな不安
なのかもしれない..



午後からまたその処置を
やることになったとき思いきって
そばにいた人に『手を貸してほしい』
と声をかけました。

『いいよービックリマーク』と
快く手を貸してくれました。


私が採血してとった血液を
わたすと
もう1人が機械にかけてくれる。

これならとても気が楽です照れ

余裕をもって患者さんに
対応できます。



医療現場はたいてい人手不足で
忙しいときは余裕がないから

1人で出来そうなことは
少し無理しても1人でやってしまう
ことが多いように思います。

1人でやると喜ばれるし
人が集まる時間を待たなくても
良いからです。

新人の頃からそういう空気に
慣れていたので

職場ではあまり不安とか怖いという
気持ちは出してはいけないと
思っていた時期もありました。

さすがに今はそんな風には
思っていませんが...


看護師が負担を感じてるときは
たいてい患者さんにも負担が
かかっていますよね。

失敗すると迷惑するのは
患者さんだし
手技でいっぱいいっぱいだと
声かけもおろそかになるし


なんでも1人でやることが
良いことではないなと

忙しいときは理想通りには
いきませんが

当たり前のことに気がついた
日でした照れ