過去のお話が続きます、読んで下さる方だけお付き合い下さい
第二章は長いです。
イヴが居なくなって母親は当然、落ち込み泣いてばかりの日々が続いてあたしも毎日の様に連絡して話をして、その時にもうこっちへ引っ越してきたらどうかって話をしました、お兄ちゃん達もいるし、あたしもそばにいてくれた方が安心だからと、だけどおばぁちゃん(母親のお母さん)が近くにいて母親はおばぁちゃんの面倒もあるし今は行けないよって、そこから月日が流れ元気になったりでもまた泣いてしまったりを繰り返す日々が続き、あたしは母親に新しくワンコを迎え入れようよって話をしました、でも母親は歳も歳だしもう無理だよって。
それでもあたしは大丈夫だよって、何かあればあたしがいるからって、母親も段々と気持ちが前向きなり
お迎えしたのがルナ♀です
小柄で凄く大人しいルナでイヴもそうでしたがルナもピッタリと母親に寄り添ってくれるそんな仔です
でもルナが5ヶ月を迎える頃、頻繁にお水を飲みにいったり、元気がなかったりとあきらかにおかしかったので病院へ連れて行き、色々な検査をした結果、糖尿病だとわかりました、まだ1歳前です、先生いわく、多分両親の遺伝で生まれつきの糖尿病ではないかと。
母親はまたそこで大きなショックを受けてしまいましたが上手く血糖をコントロールしながら生活すればどうこうなってしまう訳ではないと言われそこからは徹底的に食事の管理や糖尿病に関する知識を2人で色々学び、血糖があがるよりも低血糖の方が怖いということもわかり、低血糖になっている状態もわかるようになり、対処の仕方も覚えました。
食事は決まったフード、おやつは一切ダメ、食後は人間と同じでインスリンの注射を朝晩2回打ちます。
食事以外は普通通りですが色々食べれない分、とっても小柄で成犬になっても4キロちょっとしかなかったです。
ルナが2歳を迎えしばらくして来夢を迎え入れ
夢のツーショットを撮ることが出来ました
軽井沢に旅行にも行ったよね
そしておばぁちゃんが老人ホームに入ることが決まり、母親もやっとあたしと同じマンションへ住む事を決め、ルナと引っ越して来ることになりました
引越ししている間は会社で来夢と留守番していたんだよね
マンションも棟は違いますが向かい側の棟で玄関を出ると母親の部屋が見えます、あたしも近くに母親が来て母親を近くで支えてあげられるし、本当に良かったって、お正月は皆んなで集まって
着物も着たんだよね
それからコロナ禍になってだけど近くにいるから何かあればすぐに飛んでいける距離だし、何もかもが理想通りの生活でした。
しかし、今年2月になり、ルナが体調を崩してしまい吐いてしまって食事も取らないと母親から連絡があり、寒かったし、お腹にきたのかな?胃腸炎かね?とかそんな話をしながら病院へ向かいました🏥
診察して検査して、先生からすぐに入院が必要です、肝機能の数値が測れないほど高く、黄疸もでていて危険な状態だといわれ、命にかかわるかもしれないと言われルナを預け帰る車の中で泣き崩れてしまう母親。
あたしもどうすることも出来ずにただただ母親に根拠もないのに大丈夫大丈夫って言うことしか出来なかった
それから病院から連絡があり胆嚢が悪い様で胆嚢の摘出手術のお話をして下さいました、ただ黄疸がかなり強くでていること、ルナの体温が下がってきていること、ルナが糖尿病の持病があることからかなりリスクの高い手術になるそうで術中に亡くなってしまう可能性もあると言われました、ただ手術をしなければ2、3日で逝ってしまうんではないかと、ママと話し、少しでも元気になれる可能性があるなら手術お願いしてみようよって奇跡ってあるし、生きるすべが残っているならそれにかけてみようよって、後悔しない様にしようって話して、ママもそうだねって。
手術をお願いし祈る様な気持ちでその日は過ごしました、病院へ行ったのが金曜日、手術が日曜日、術中、体温も下がることなく無事終わったと夜に連絡がありました
母親と2人で良かったね〜って後は頑張って合併症を起こさず回復してくれることを祈るのみだねって少し安心して次の日の月曜日に面会へ、さすがに手術の後だから起き上がるのは無理だって聞いていたけどあたしと母親が行くとふらつきながらも立ってジッと母親を見ていました!
鳴いたりはしません、ただジッと母親を見つめて。帰りがけに母親に日に日に良くなっていくよ、ルナ頑張ったよね〜って話しながら帰りました。
その日の夜中、携帯の着信で目が覚める、病院からでした、ルナが吐いたと同時に呼吸が止まり、今心臓マッサージをしていますって、その時の体の震えを今でも覚えています、夜中12時半過ぎに病院へ着き、呼吸は戻らず母親と2人でもう大丈夫ですと先生に伝え、ルナは手術しましが元気な姿で家に戻ることなく天国へと行ってしまいました。病院へ行ってからわずか4日ほどでこの世を去りました。
まだ少し暖かいルナを抱いて家へ帰り泣き崩れてしまう母親に寄り添うことしか出来なかった。
あたしはルナにお家に帰ってきたよって、皆んないるからねって声をかけました。
2月14日 ルナ 5歳7ヶ月の犬生でした。
ルナへ
ずっと食べたいものも我慢してきてインスリンの注射も毎日頑張り本当にルナの強さにビックリしたよ、イヴがいなくなった後、ルナがきて、自分の使命の様にあたしのママに寄り添ってくれてありがとう。お空ではずっと我慢してきたオヤツや食べたいものを沢山食べて元気な体で走り回ってね。お空でイヴと会ってしっかりあたしのママを見守ってあげてね、ルナありがとう。
第三章へ続く