愛知県知多郡南知多町師崎明神山の

知多半島の南端・羽豆(ハズ)岬にあります

 

 

羽豆神社(ハズジンジャ)

 

 

北側にある鳥居から

向かって右側は海

 

御祭神は、建稲種(タケイナダネ)命

創建は、7世紀後半頃とのことです。

 

 

 

不規則な石の階段を上って数分

展望台に到着

 

 

このあたりが明神山の頂上でしょうか。

簡素な作りの展望台の階段上ると

 

 

すてきー

海面が初夏の陽射しを受けきらきら輝き

 

ハイパワー浄化

ほんわかすっきりクリアになる感じがすごくいい。

 

向こう岸に見えるのは伊勢地方

意外に近くのように見え

 

伊勢津彦神なら

ひとっとびの移動かもしれない。

 

いつまで眺めていても飽きなくて

なんなら夕暮まで海と空を眺めていたいくらい

 

伊勢の南が志摩

延元のころ志摩から尾張に移って来たらしいわが祖先

 

この海を渡ってきたのかなあ

一族の結束はかたく排他的で閉鎖的といわれ

 

人を見たら落人狩りと思えな勢いの危機管理意識なのか

用心深く警戒心強め気質

 

そんな気質を引き継いでいる気がしてならない

魂が記憶しているというか、なんだろうねえ

 

今も尾張氏の地にいられることに感謝いっぱい

ここにいるよーどうにか無事よーと無音で問いかければ

 

おぅ、油断するなよ、足すくわれるぞ

返事が返ってきた気がして空を見上げると

 

 

トンビ?

カラスより大きな茶色の鳥が空を旋回していました。

 

えっやだ

トンビに食べ物ねらわれてる?

 

展望台を下りて道を進むと

羽豆崎城跡の石碑があり

 

 

熱田神宮大宮司千秋昌能が南北朝時代に

南朝方の拠点として羽豆崎城を守ったらしく

 

大宮司が城を築いて戦闘に参加する時代だったのか

千秋季忠は信長側で桶狭間の戦いで討たれ

 

大宮司の本業に専念するように

信長から諭されたとの言い伝えもあり

 

この付近は熱田神宮の領地だったとのことで

妙に引っかかる感があるようなないような。

 

ウバメガシの原生林のなかの遊歩道を

 

 

木洩れ日の光のなか歩いていると

かすかに聞こえる規則的な波の音が心地よく

 

 

鳥居の向こうに海が見え

昔の地形では熱田神宮や氷上姉子神社の近くは海だったらしく

 

こんなふうに海が見えていたのかもしれない

こんな感じだったのねえとイメージしてみました。

 

鳥居から右に曲がり

 

 

階段上ると社殿です。

 

 

すっきりさわやかな印象

はじめておまいりに伺うことができた感激をお伝えしました。

 

妹の宮簀媛(ミヤズヒメ)命にはたびたび伺い

ようやく兄さまを訪れることができたよろこびひとしお。

 

 

階段を下りて行くと

御神域のなかに海が広がり

 

 

伊勢湾の波

足もとに気をつけながら波打ち際まで近づくと

 

 

磯の香りが力強く漂い

懐かしいようなほろ苦いようななんだろうねえ

 

 

南側の赤い鳥居

 

 

 

鳥居には羽豆宮とありました。