去年年末に行ったきりようやく

両親祖父母の墓掃除と草取りしてきました。

 

墓石を中腰で水拭きしたり、しゃがんで草を抜いたり

腰痛患いに無理は無理、てきとうに切り上げ

 

そのあと

歩いて7~8分で到着。

 

 

 氷上姉子神社(ヒカミアネゴジンジャ)

 

 

ご祭神は宮簀媛命(ミヤズヒメ)

日本武尊から草薙剣を預かりこの地で祀っていました。

 

去年までほぼ毎月おまいりしていたのに

今年は初めてというていたらくに老いるショック隠せない。

 

 

これ以上のショックないことを

願うしかない気持ち。

 

 

元宮へ向かいました。

左側の小さい看板には「ヘビ出ます」と書かれていて

 

熊には熊よけの鈴

蛇にはなんでしょうねー

 

そんなことつらつら考えながら

緩い坂道を2~3分ゆっくりペースでのぼり

 

 

宮簀媛(ミヤズヒメ)邸跡に着きました。

かすかな風が流れると

 

桜の花びらが一面に舞い落ち

良き良きと目を細めうっとり、ひとり貸切り状態でした。

 

ご無沙汰してしまいましたが

再び伺うことができ、うれしゅうございます。

 

そういえばーですねえ

おととし初夏、この元宮の木々の間を

 

落ち葉ガサガサ踏みながら歩いていると

自分の踏む枯葉の音ではない音がして

 

なんだろーと音の方向を見たら

 

らー?

 

             ↑

ええっ、ヘビ? やだ、全身グレーカラーのヘビ(証拠写真系)

目と目があった、ような気がしてプチパニック

 

フリーズしているうちに

素早くヘビはどこかへ去っていきました。

 

驚いたのはお互いさま

素早い行動は野生動物の勝ち、負けた気分、ちぇっ。

 

しつこく蒸し返すけど

蛇毒で薨じた大碓命は

 

蛇と格闘した挙句なのか

不意に毒蛇におそわれたのか気になるところ。

 

 

折戸、三本木と並んでいるは偶然とは思えなくて

なんだろーいつも気にしながら通り過ぎてます。

 

 

延喜式では

尾張国愛智郡の火上(ホノカミ)姉子神社 

 

江戸時代は

尾張国知多郡の氷上神社

 

現在は

名古屋市緑区大高町火上山の氷上姉子神社

 

名古屋市に編入の前は愛知県知多郡だったし

行政区画の変更いろいろありますよねえ

 

氷上でなく本来は火上だったとしたら?

火を崇めていたのではないかとか

 

松巨島(マツコジマ)の松巨が松炬と同じなら

松明(タイマツ)の意味で火を象徴しているし

 

火を祀っていた、そんな想像もしますけど

火祭り行事の言い伝えなどなく

 

大火事があったから、火が氷に変更なったらしく

わざとらしい気がしなくもない。

 

真敷刀婢(マシキトベ)の父・尾張大印岐(オワリノオオイミキ)は

宮簀媛(ミヤズヒメ)の祖父でもあり

 

尾張大印岐の尾張が地名としても名前としても

尾張氏の出発点なんだろうかと思うことしきり。

 

 

 

 

「天孫本紀・尾張氏系譜」についての若干の考察https://kobunshokan.pref.aichi.jp/upload/pubresearchs/9356398976418388b8a5e9.pdf