永平寺へ、全国旅行支援の日帰りバスツアーを

利用して行ってきました。

 

 

永平寺

 

福井県吉田郡永平寺町にある

曹洞宗大本山永平寺

 

 

1244年、道元禅師によって開かれた座禅修行の道場とのことです。

 

 

龍門から入り

すがすがしい空気いっぱい受けながら、参道を歩き進みました。

 

 

『ゆく年くる年』的な永平寺は雪のイメージが強く

ゴーンと鐘が鳴り、静謐で動じない老成という印象でしたが

 

 

新緑が鮮やかに美しく

しゅっと空高く伸びていく様子が心地よきかなでした。

 

木々の芽吹き時の生命力のまぶしさや

参拝者の賑やかさに圧倒されるような雰囲気でもありました。

 

 

「我が心身を浄め世界を浄める。

 お参りの前に、まず手を洗いましょう」とのことで

 

手水は、龍の口に手をかざすと

自動で水が出てくるスタイルでした。

 

 

通用門を通り、吉祥閣でスリッパに履き替え

建物内を順路コースに従い、ずんずん歩いていくのですが

 

階段の昇り降りもあり、思ったより距離があり

これがプチ修行なのかもしれませんねえ。

 

 

質素でしみじみとした趣。

近くを流れる永平寺川のせせらぎが心地よく響きました。

 

 

一葉観音。

池でカエルが気持ち良さそうにグェグェ鳴いていました。

 

 

永平寺へは

父の分骨のため母と来たことがあり、今回が2回目の参拝でした。

 

父が亡くなって数年後に

JRで福井へ来て永平寺までタクシー利用した記憶です。

 

特急しらさぎ号に乗った感激が残っていて(お鉄か)

胡麻豆腐が美味しかった思い出(食いしん坊か)

 

深く考えず、母に言われるまま

お気楽に一緒に行ったのですが

 

分骨のための用意してお骨を分けていたのか。

お墓に納骨した一部を後から取り出したのか。

 

父の希望だったのか。

母の思いつきだったのか。

 

父はクモ膜下出血で突然倒れ

3年ほど寝たきりのあと55才で他界し

 

父の遺言というのも考えにくく

代々の習わしなんだろうかとか。

 

今となっては、どういういきさつだったのか

聞くことも察することもできずにいます。

 

母が脳出血で倒れたのが69才、半身不随と失語症の後遺症で

特養でお世話になり最期まで看取っていただきました。

 

自宅介護ではなかったけれど

へとへとに消耗し、日々いっぱいいっぱいな気持ちのまま

 

四十九日、納骨を済ませようやくほっとしたのですが

今になって振り返ると分骨のこと気になり

 

母が生きているうちに

納骨どうしたい?とこちらから聞くわけにもいかず

 

残った者の気持ち次第ということなら

気持ちがないということになってしまい、重い、ずっしり。

 

 

永平寺内の売店で、お線香を買いました。

さわやかなすっきりとしたウッディな香り。

 

いつも100均のお線香なので奮発しました(ウ・フ・フ)